STUDENT DECISION RECORDS
INTERVIEW & TEXT
笹原 哲
STUDENT DECISION RECORDS
ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。
名城大学都市情報学部3年、栃木県出身。
現在、学生国際協力団体「東海SIVIO」の代表として組織改革に挑戦中。
幼少期にアメリカでの生活を経験し、その後愛知で育つ。
高校時代は陸上に打ち込み、怪我と挫折から成果を出すことを経験。
現在は「団体の誇りを取り戻す」という課題に向き合い、
1000人規模のイベント成功と組織の底上げに挑戦している。

周囲が“普通の大学生活”を楽しむ中、彼はそれを手放した。
その背景にあったのは、「この団体、このままでいいのか」という悔しさだった。
“本当にこのままで、誇れるのか?”
その問いから逃げなかった結果が、今の挑戦につながっている。
彼が成し遂げたいのは、団体の誇りを取り戻すことだ。
掲げている目標は明確。
1000人規模のイベントを成功させること。
しかしそれは手段に過ぎない。
本質は、
「この団体に入ってよかった」と言える状態
メンバー全員が同じ方向を向き、やり切り誇り持った表情をしている状態
その“組織の変化”そのものをつくることにある。

きっかけは、外部からの一言だった。
企業との対話の中で言われた言葉。
「その規模なら、バイトした方が早くない?」
自分たちが誇りに思っていた活動が、
社会からは“価値が低い”と見られていた。
この瞬間、彼の中で何かが崩れた。
「自分たちは、何をやっているんだろう」
そして同時に、強い感情が生まれる。
悔しい。
この感情は、初めてではなかった。
高校時代、陸上部での経験。
期待されていた中、怪我で1年間離脱。
その時に言われた言葉。
「ガラスのエースだな」
何もできない自分。
それを哀れむ周囲。
その中で彼は決めた。
「絶対に見返す」
怪我の中でもできることを探し続け、
復帰戦で結果を出した。
この“見返す力”が、今の原動力になっている。
転機は、海外での経験だった。
ラオスで見た現実。
地雷で命を落とす子どもたち。
「教育があれば防げたはずの命」
そして、ラオス大使館での言葉。
「やってみればいいじゃん」
この一言で、彼は決めた。
その日から、
1年後のゴールを描き、逆算を始めた。

彼が捨てたのは、
“普通の大学生活”だった。
友達と遊ぶ時間
服や遊びに使うお金
何となく過ごす日常
「みんなが思い描く大学生」は選ばなかった。
その代わりに選んだのは、
自分の成長に全振りする人生だった。
「自分が成長できるか、仲間を成長させられるか」
楽しいかではない。
楽かでもない。
その選択が、自分を、そして仲間を、どこまで成長させるか。
それだけで決めている。
今、彼が向き合っている最大の壁。
それは、
「メンバーにチャレンジを“自分ごと化”させること」
団体には様々な人がいる。
成長目的の人
ボランティア感覚の人
居場所を求める人
特に「居場所」を求める人たちをどう巻き込むか。
ただのコミュニティで終わるのか、
本気の誇りを持った組織・チームになるのか。
その分岐点に立っている。

彼が望む言葉はシンプルだ。
メンバーからの一言。
「竜之助が代表でよかった」
そしてもう一つ。
「この団体、ステップアップしたね」
さらに、彼の中の目標。
尊敬する存在からの言葉。
「次は同じステージで戦おう」
その時、初めて
“やり切った”と言える。
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