STUDENT DECISION RECORDS
STUDENT DECISION RECORDS
ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。
奈良女子大学理学部3年、和歌山県出身。
現在、国際支援ボランティア団体の学生代表として組織改革に挑戦中。
小中高で学級委員・生徒会長を務めるなど、人と関わることに強い関心を持つ。
高校時代に国際ボランティアに触れ、「継続の難しさ」と「自分の無力さ」を実感。
現在は「ボランティアを“継続できる仕組み”として社会に実装する」という課題に向き合っている。

周囲が「大変だから」と離れていく中、彼女はその場に残った。
その背景にあったのは、「何も変えられていない自分でいいのか」という使命感だった。
“私は、本当に誰かの役に立てているのか?”
その問いから逃げなかった結果が、今の挑戦につながっている。
彼女が成し遂げたいのは、
“ボランティアが継続される想いの乗った仕組みをつくること”だ。
単発の支援ではなく、
誰もが無理なくwinwinに関わり続けられる状態。
その結果として、
途上国の子どもたちが「当たり前に学べる世界」に近づくこと。
そのために、団体の在り方の原点に立ち返りチームの想いを強くしようとしている。

きっかけは、違和感だった。
団体の活動は、
売上〇万円
教科書〇冊販売
いつしか“数字を追うテンプレ活動”になっていた。
本来の目的は、
子どもたちの未来を変えることのはずなのに。
さらに、現実が突きつけられる。
同じ支部の同期6人のうち、自分以外は全員辞めた。
理由はシンプルだった。
「何のためにやっているかわからない」
この状況を見て、彼女は思う。
「このままじゃダメだ」
高校時代、国際ボランティアに関わった経験。
そこで感じたのは、意外な事実だった。
「思ったより実感がない」
自分の行動が本当に役立っているのか分からない
成果が見えない
継続をし続けていく難しさと重要性
そして気づく。
「ボランティアって、ちゃんとした想いの乗った仕組みがないと続かない」
この問題意識が、今の原点になっている。
覚悟が定まったのは、
“関西地区代表として引き継ぎの動き出しを始めた後”だった。
地区代表としての役割にも誇りを持ち、
実際に準備も進めていた。
しかしその中で、想いが生まれる。
「この関わり方だけで、本当に価値を出せるのか?」
関西という枠の中では、
自分が向き合いたい課題は解決できない。
同時に浮かんださらなる強い想い。
「きっと、もっと団体として価値を出せるはず」
この想いが重なった。
そして最後に背中を押したのは、
理屈ではなく感覚だった。
「やらなかったら、絶対に後悔する」
これまでの「やってみよう」ではなく、
「自分がやる」
と決めた瞬間だった。

彼女が手放したのは、“広く浅く”の生き方だった。
カフェでのアルバイト
趣味の時間
いろんなことに手を出す機会
もともと好奇心が強く、
何でもやりたいタイプだった。
しかし今は違う。
「一つの理想に、全てを賭ける」
「後悔するかどうか」
やるかやらないかではない。
“やらなかった未来で後悔するか”
それだけで決めている。
最大の壁は、
「人の思いを動かすこと」
理念には共感する
でも行動にはつながらない
「想いを持って」と言っても、
人は動かない。
押し付けてもダメ
説得しても続かない
今、彼女は痛感している。
「人を動かすことの難しさ」

彼女の成功の定義は、2つある。
1つ目。
団体創設者からの一言。
「学生代表になってくれてありがとう」
2つ目。
メンバーからの実感。
「大変さがあっても、それ以上に価値ややりがいを実感できる、誇れる団体だった」
その状態を作れたとき、
初めて「やり切った」と言える。
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