STUDENT DECISION RECORDS
STUDENT DECISION RECORDS
ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。
上智大学法学部法律学科4年、東京都世田谷区出身。
自身のNPO法人を運営しながら、日本中高生協議会にも関わり、
全国の様々な地域の生徒会・学生団体の支援に携わってきた。
多くの大学生が飲み会や旅行、サークルを中心に“大学生らしい時間”を過ごす中で、
彼は平日の夜をほぼ毎日ミーティングで埋め、
生徒会支援や議員・行政との連携に時間を投じてきた。
現在の挑戦は、生徒会活動を単なる行事運営ではなく、
課題発見と解決ができる人材を育てる場へ変え、
それを行政・教育委員会と連携した“継続可能な仕組み”として残すことにある。
多くの大学生が、サークルや飲み会や旅行で“今しかない大学生活”を楽しむ中で、
彼はその時間をほとんど手放した。
その背景にあったのは、
「生徒会は本来、人を成長させる場のはずではないか」という違和感だった。
“このままで、本当に意味があるのか?”
その問いから逃げなかった結果が、今の挑戦につながっている。

彼が成し遂げたいのは、
生徒会を「人が育つ場」として機能させることだ。
多くの学校では、
生徒会は行事を回すための組織として機能している。
しかし本来は、
課題を見つけ、考え、動かし、やり切る――
そんな経験ができる場であるはずだった。
彼はその価値を取り戻したいと考えている。
さらに、代替わりのたびにリセットされる弱さを越え、
行政や教育委員会と組んだ“継続する仕組み”まで作ろうとしている。
この道を選んだ理由は、社会課題への関心だけではない。
もっと根底にあるのは、
「力が欲しい」という感覚だった。
困っている人がいたときに、
「こうすればいい」と道筋を示し、
そのままやり切れる人間でいたい。
そのために必要な力――
経験、人脈、交渉力、実務力。
それを最も早く、濃く得られる場所が、
この現場だった。

その原点は、幼少期の経験にある。
家族の中で、自然と“支える側”に回ることが多かった。
特に年の離れた弟の存在は大きかった。
「守りたいのに、力が足りない」
その感覚が、彼の中に残った。
だからこそ、
無力で終わらない自分でいたい。
その思いが、
「成長」と「行動」を選び続ける理由になっている。
高校時代、生徒会長選挙に立候補するも落選。
しかし彼は、立場にこだわらず実行側に回り、
組織を動かすことを選んだ。
「肩書きではなく、行動で変えられる」
この経験が原点となる。
そして大学。
自ら立ち上げた団体で、改革を進めようとする最中、
不信任決議を突きつけられる。
組織から否定される経験。
ここで一度、迷う。
それでも彼は、引かなかった。
「自分だからこそできることがある」
支えてくれる仲間と、これまでの積み重ねを信じ、
逃げずに向き合うことを選んだ。
この瞬間、
彼の挑戦は“やってみたい”から“やり切る”へと変わった。

彼が手放したのは、軽くない。
飲み会や旅行
恋愛やサークル
いわゆる“大学生らしい時間”
安全に進むこともできた。
それでも彼は、より負荷の高い道を選び続けた。
彼が捨てたのは、
“何も考えずに進める人生”だった。
「成長し、価値を返せるか」
楽かどうかではない。
安全かどうかでもない。
その選択が、自分を成長させ、
誰かに価値を返せるか。
それだけで決めている。
今、彼が向き合う最大の壁は2つある。
1つは、進路の選択。
就職か、起業か。
もう1つは、
「活動を仕組みとして残せるか」
という問いだ。
学生団体は、
作っては消える。
そのサイクルを止められるのか。
理念を、次の世代に渡せるのか。
そして、
自分たちが掲げてきた理想を、
自分たち自身が実現できているのか。
その問いに向き合い続けている。

彼の成功の定義は明確だ。
「成長できました」
「次はこれに挑戦します」
そんな言葉が生まれること。
そして――
「あなたのおかげで、生徒会が変わった」
そう言われること。
自分の作った仕組みが、
誰かの現場を変えたとき、
その瞬間に、
この挑戦は報われる。

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