STUDENT DECISION RECORDS
STUDENT DECISION RECORDS
ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。
茨城県水戸市出身、高崎経済大学に通う学生。
地域連携型PJを行う学生団体「SONOSAKI」で活動し、後輩向けの挑戦環境づくりに奔走している。同時に、携帯電話の催事営業というハードなインターンにもフルコミット中。
幼少期から頭の回転が速く、物事を論理的に捉えるスタンスで生きてきたが、大学でのビジコンの敗北と彼女からの言葉で「ロジックだけでは人は動かない」と痛感。いまはスキル以上に難しい”人としてのさらなる成長”に向け、ワクワクしながら挑戦を続けている。

理路整然と物事を語り、論理こそが最大の武器だと思っていた彼が、今は現場に立ち、満面の笑みで泥臭い営業に汗を流している。
その背景には、ビジネスコンテストでの強烈な敗北体験と、大切な人から自身のコミュニケーションについて率直な指摘を受けた出来事があった。
ロジックを重んじてきた彼が、なぜ感情や人間味の大切さに気づき、自らをアップデートしようとしているのか。人間としての成長に全振りする彼の姿に迫る。
彼が学生時代に成したいのは、所属する団体SONOSAKIの後輩たちが、失敗を恐れずにチャレンジできる環境を残すことだ。
彼自身がビジコンの経験を通じて大きく変われたように、後輩にも自分たちの手で企画をつくり、行動する楽しさを知ってほしいと願っている。
また個人としては、インターンを通じてコミュニケーションの表層(笑顔や感情表現)を磨き、自身の強みである論理的思考と掛け合わせて圧倒的な営業力を身につけることを目指している。
サークルでの活動に強くコミットする理由は、外部のインターン先に出たことで、優れた教育体制やマネジメントに触れ、改めて自分たちの団体が提供している価値の大きさを再認識したからだ。
また、インターンという厳しい環境を選んだのは、「ロジックだけでは人は動かない」という限界を痛感し、笑顔や熱量といった泥臭い人間力を強制的に鍛え上げなければ生き残れない場に身を置きたかったからである。

彼の原体験は、自由奔放な母親のもとで育った幼少期に遡る。
国語や雑学が得意で口が立ち、大人とも対等に話せる彼は、自分の考えをしっかり持ち、周囲を俯瞰して見るような子供だった。
中学受験も持ち前の面接力で突破したが、高校受験では本気で熱中しきれずに志望校を逃す。高校時代は部活にも入らず、空白のような日々を過ごした。
「自分はもっとできるはずだ」という思いを持ちながらも、本当に熱中できるものを見つけられずにいた当時の不完全燃焼感が、いまの爆発的な行動力のマグマとなっている。

覚悟が定まったのは、大学2年の12月に参加した学生団体チャレンジコンテストReWriteでの出来事だ。
コンテストの中で企業から「まずは挨拶をしろ」とフィードバックされた際、彼は「本質は事業内容のロジックだ」と考えていた。しかしReWriteで、笑顔で楽しそうに議論し、企業側を惹きつけていた他団体に完敗。
いくらロジックが強固でも、「一緒に働きたいと思わせる魅力(笑顔や感情)」がなければ相手には届かないと思い知らされた。
この強烈な挫折が彼の価値観を大きく揺さぶり、人間味を鍛える覚悟を決めさせたのだ。

彼が自らの成長のために手放したのは、アルバイトの時間と、大切な人と過ごす時間だ。大学生活の中で最も時間があった2年次の1年間は、多くの時間を大切な人に捧げていた。
しかし今は、インターンやサークルの活動にフルコミットするため、かつて持っていた親しい人との気楽な余白の時間を大きく削っている。
彼の意思決定の軸は、「自分の成長した先にワクワクできるか」である。
ロジックや合理性だけではなく、最後は自分の心が躍るかどうかが、彼の行動を突き動かしている。
いま彼が直面している壁は、携帯電話の催事営業という現場だ。
そこではロジックの前に、初対面の相手を笑顔で惹きつけるキャッチの能力が求められる。過去の自分なら軽視していたであろう泥臭いコミュニケーションの最前線で、彼は自身の苦手分野と向き合い続けている。
同時にサークルでは、先輩として後輩の悩みに論理的かつ人間味をもって寄り添い、「話していて楽しい」と言われるリーダー像を模索している。

彼が成長を遂げたその先に、学生団体の後輩たちに返したい。自分が学生団体で変われたように後輩たちがワクワクしながら挑戦している姿を見られたら幸せなのである。
また、彼女についても例外ではない。かつて、過去自分の弱さを指摘してくれたからこそ、すべての挑戦をやり遂げたとき、「人として成長したね」と言葉をかけられることが、彼にとって自身の努力が本当に報われたと思える瞬間なのである。
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