STUDENT DECISION RECORDS

『インカレじゃないから』とは言わせない 。負けず嫌いな彼女がダンスサークルにすべてを捧げる理由#SDR28-0023

INTERVIEW & TEXT

和泉 圭佑

2026.05.20

STUDENT DECISION RECORDS

ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。

学生プロフィール

立教大学に通う学生 。

新座キャンパスで活動するダンスサークル「JG」に所属し、協賛・営業、そしてジャズ・ヒップホップのジャンルリーダーと幹部を務めている 。

幼少期は母親からダンスの強化特訓を受け、時には厳しい指摘をもらう環境で育ちながらも、泣きながら食らいつく「負けず嫌いでコツコツ努力する」性格を形成した 。

現在は、メンバー間のモチベーションの差を埋めながら、全員が納得し輝ける作品作りに挑戦している 。

新座から全国へ。仲間と共にJGの名を全国に。

幼い頃からダンスやピアノ、卓球など数々の習い事に打ち込み、泣きながらも決して諦めない「静かな負けず嫌い」として育ってきた彼女 。

大学では英語学習や留学を見据え、ダンスは「趣味程度」に楽しむつもりでサークル「JG」に入団した 。

しかし、現在彼女は幹部およびジャンルリーダーとして、サークルの最前線に立っている 。さらには、全国大会JDCの関東予選を突破し、全国”本選”へ出場を決めた。

彼女を本気にさせたのは、他大学が入り混じるインカレサークルへの強烈な「悔しさ」と、JGを「みんなの居場所」にしたいという深い愛情だった 。

【学生時代に成したいこと】

彼女が成し遂げたいのは、JGというサークルの名を広め、「立教生のみのサークルでも、こんなに仲が良くて本気で頑張っている場所がある」と外部に証明することだ 。

また個人としては、ずっと憧れていた「海外での生活」を実現するため、長期留学に挑戦し、自力でやり遂げる経験を積むことも見据えている 。

【その道を選ばざるを得なかった理由】

彼女が幹部やジャンルリーダーとしてフルコミットする道を選ばざるを得なかったのは、大会での敗北と、周囲からの「インカレじゃないからしょうがない」という言葉に対する強烈な悔しさがあったからだ 。

大学1年時の大会(ALL JAPANやJDC)で結果を残せず、インカレサークルの整った環境を羨ましく思うと同時に、「JGの底力を見せつけたい」という思いが爆発した 。

この悔しさが、趣味程度で終わらせるはずだった彼女の心に火をつけたのである 。


【原体験における共鳴ポイント】

彼女の「最後までやり切る」姿勢の根底には、幼少期からのスパルタ教育がある 。

小学生時代は母親と二人三脚でダンスに打ち込んだが、真面目に取り組んでいない自分の弱さにカツを入れるため「やる気が見えないから辞めれば?私は応援できない」と激怒されたこともあった 。

中学生時代の卓球でも、親戚から厳しい指導を受け、泣きながら練習に励んだ。

感情を言葉にするのは苦手でも、「悔しい」「諦めたくない」という一心で食らいつく経験を重ねてきたことが、現在の彼女のストイックさの原点となっている 。


【覚悟が定まった瞬間】

覚悟が定まったのは、大会で敗北し、自分たちの代でJGを変えたいと強く思った瞬間だ 。

インカレサークルに負けたくないという思いに加え、JGの中でダンスに対するモチベーションが高い仲間たちと一緒に、「自分たちがサークルを引っ張っていこう」と決意したことで、ジャンルリーダーに立候補する覚悟が固まった 。

【捨てたもの】

彼女がJGでの活動や自らの成長のために手放したものは、「テレビを見る時間」だ 。

高校時代までは根っからのテレビっ子だったが、大学に入ってからはテレビや動画配信サービスを見る時間を削り、そのリソースを自己研鑽やサークルの運営に注いでいる 。


【意思決定の軸】

彼女の意思決定の軸は、「誰かに必要とされているか」「周りに認めてもらえるか」である 。

自分に自信がない分、他者からの評価や必要とされることが行動の原動力になる 。

そして何より、JGを「自分の居場所」だと思ってくれる人を一人でも増やしたいという利他的な思いが、彼女のすべての選択の根底にある 。


【現在の挑戦】

いま彼女がぶつかっている壁は、「経験値の異なるメンバー全員を誰一人取りこぼさず、まとめ、最高の作品を作ること」だ 。

ジャンルリーダーとして、初心者から上級者までが納得する振付や構成を考えるだけでなく、ポジションの平等性など細かな配慮にも心を砕いている 。

大好きな先輩たちから引き継いだジャンルを途切れさせたくないというプレッシャーの中で、持ち前の「観察力」を活かし、一人ひとりに寄り添う泥臭いコミュニケーションに挑戦し続けている 。


【誰に、何を返したいか】

彼女が一番に返したい相手は、自分が関わってきた「ジャンルのメンバーたち」だ 。

引退の時、彼女たちから「莉緒さんのおかげでダンスを続けたいと思えた」「外部の大会にも挑戦してみたくなった」と言ってもらうこと 。

自分の存在が、誰かの心を動かし、新たな挑戦のきっかけになることこそが、彼女が望む最高の恩返しである 。


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