STUDENT DECISION RECORDS
STUDENT DECISION RECORDS
ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。
武蔵大学社会学部在学。東京都世田谷区出身。
現在はドットジェイピー東京企業部の人事統括、NPO法人生徒会活動振興会の理事などを務め、複数の団体運営に携わっている。
就活支援、生徒会支援、同世代リーダーのネットワークづくりなど、複数の現場で同時に責任を担いながら、「人にきっかけを与えられる結果を出すこと」と「気軽に相談できる身近な第三者であること」を自らの役割として引き受けている。
彼の特徴は、一つの活動に絞るのではなく、できる限り複数の組織でさまざまなミッションに挑み、成果を出す“マルチプレイヤー”を本気で目指しているところにある。

彼が目指しているのは、目立つ肩書きを持つことではない。
誰かが動き出す“きっかけ”をつくること。
そして、家庭でも学校でもない場所で、きちんと話を聞き、相談に乗れる第三者でいることだ。
そのために彼は、NPO法人ドットジェイピーでも、生徒会支援の現場でも、声のかかる場所に飛び込み続けている。
その根底にあるのは、「人はきっかけで変われる」という自分自身の実感だ。
彼が学生時代に成し遂げたいのは、人にきっかけを与えられる人間になることだ。
何かをやりたいと思ったときに背中を押し、相談に乗り、次の一歩をともに考えられる伴走者。そんな存在を、自分自身が担えるようになりたいと考えている。
生徒会支援の文脈では、単なる交流会ではなく、高校生にとって本当に学びや成長につながる場をつくりたいと考えている。そのために、交通費や会場費まで支えられるような財政基盤を整えようと挑戦を続けている。
さらに、自分が関わる複数の団体すべてで、ただ参加するのではなく、周囲から実績として認められるレベルの成果を出したいという思いも強い。
彼がこの道を選んだ背景には、手の届かないものと、手が届くものの境界を痛感した経験がある。
中学時代、ネット上で親しくしていた相手が他界した出来事を通じて、制度や外からの情報だけでは届かない領域があること、そしてメディアやネットで見える姿と現実との間には大きなギャップがあることを思い知った。
だからこそ彼は、すべてを救うことはできなくても、少なくとも身近な人にとっての第三者でありたいと思うようになった。
加えて、自分自身も高校での出会いをきっかけに大きく変わった経験がある。だからこそ、「人はきっかけで変われる」という確信を持っている。
その確信が、就活支援や生徒会支援のように、他者の人生の分岐点に関われる活動へと彼を向かわせている。

彼の原点をたどると、今の価値観につながる要素がいくつも見えてくる。
幼少期から小中学生のころにかけて、想像することが好きで、通学路をゲームの世界に見立てて遊ぶような感覚を持っていた。一方で、そうした感覚を周囲に理解されず、孤立や疎外感を味わうこともあった。
その経験から、目的のない雑談や空気の読み合いよりも、何か共通の目的を持って集まる関係に心地よさを感じるようになった。
さらに中学時代には、前述の経験を通して強い問題意識が芽生えた。
高校では生徒会活動をきっかけに一気にアクティブになり、コロナ禍で中止が当たり前だった文化祭を、「やるからには今まで通りのレベルで実現したい」と本気で動き、開催まで持ち込んだ。
この経験が、「困難な状況に向き合い、それを成果につなげる」という今の感覚を形づくっている。
彼の覚悟が強く定まったのは、組織が崩れる瞬間を目の当たりにしたときだった。
高校の生徒会では、自分たちがつくった活発な組織が、引き継ぎの弱さによって一瞬で崩れ落ちるのを見て、「つくること以上に、残すことのほうが難しい」と痛感した。
また、ドットジェイピーでも、目標未達のまま周囲が離れていくなかで、自分だけが残る経験をした。そのとき初めて、「自分が立て直す側に回るしかない」と腹をくくった。
外から批評するのではなく、自分が責任を持つ立場に立つ。
その選択を繰り返してきたことが、今の彼の覚悟につながっている。

ひとりで過ごす時間は減り、効率化して生まれた時間さえ別の活動に投じている。さらに、一つの活動に絞るという選択肢も取っていない。
多くの学生が一つの団体に集中するなかで、彼はあえて複数の現場を抱え、それぞれに本気で向き合い、結果を出すことに注力している。
気軽に手を抜くことも、中途半端に取り組むことも、自分の選択肢から外している。
「人のきっかけになりたい」
信頼できる人がいること。
その活動が誰かの変化の入口になること。
そして、引き受けた以上は結果まで出せること。
彼はそのために動いている。単に“いいことをしたい”のではなく、人に与える価値と、自分が出す成果の両方にこだわっているところに、彼らしさがある。
今の彼が直面している最大の壁は、複数の活動を高い基準で両立することだ。
ドットジェイピー、生徒会支援など、どの活動にも本気で向き合うほど、時間は足りなくなる。
それでも彼は、「時間がない」を言い訳にしたくないと考えている。
また、生徒会支援の現場では、高校生が参加しやすい環境をつくるための財政基盤がまだ弱く、交通費や会場費を十分に支えられないという課題もある。
個人の熱量だけで場を回すのではなく、持続可能な仕組みに変えていくこと。活発さを一瞬で終わらせず、次の世代まで残していくこと。
それが今の彼の大きなテーマになっている。

彼が返したいのは、自身の周囲にいる後輩や高校生、そして今まさに悩んでいる人たちに対して、自分の行動や成果を通じて価値を届けることだ。
そのためにまず必要だと考えているのが、自身の所属する団体で責任ある立場を担い、関わるあらゆるプロジェクトで成果を出し切り、周囲から認められることだ。
彼が届けたいのは、「自分も変われるかもしれない」と思えるきっかけと、必要なときに相談できる第三者の存在である。特に、高校生が「これができるようになった」と成長を実感する瞬間に、彼は大きな意味を感じている。
また、関わる組織のメンバーに対しては、活動しやすい環境や、挑戦しやすい仕組みそのものを返していきたいと考えている。
彼にとって支援とは、ただ励ますことではない。人が前に進める条件を整え、その一歩目をつくることだ。
そのために、自分自身が成果を出し、周囲にメッセージがきちんと伝わる状態を築き続けることが重要だと考えている。
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