STUDENT DECISION RECORDS

全国常連部活で鍛え抜いた彼女。JGで『温かい居場所づくり』にこだわる理由#SDR28-0036

INTERVIEW & TEXT

和泉 圭佑

2026.06.01

STUDENT DECISION RECORDS

ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。

学生プロフィール

東京都出身、立教大学に通う学生。

ダンスサークル「JG」にて幹部(広報)とポップジャンルリーダーを務める。

幼少期は物怖じしない強気な性格だった彼女。中学校・高校と強豪のチアダンス部にて6人の同期と共に、部門優勝・アンコール演技を果たす。

大学では競争の激しい環境から一転、上下関係のない温かいJGに自分の居場所を見出した。

現在は、広報としてSNSの数字(フォロワーや再生回数)を追う戦略的な一面と、新入生が親しみやすいジャンルを作るという泥臭い目標に向け、自己のコミュニケーション課題と向き合いながら奔走している。

自分で決めた道でやり抜く。JG全員と『心躍る方へ』

幼少期は運動会の応援団長に立候補するほど強気で主体的な少女だった。

しかし、水も飲めない昭和的なスパルタチアダンス部での日々を経て、6人の同期と共に念願の大会優勝を果たす。

大学では、自ら選んだダンスサークル「JG」で、広報としてのデータ分析と、誰もが安心できる居場所づくりにフルコミットしている。全国を目指すスパルタ部活の経験を経て、自由で温かい組織のためにどう立ち上がるのか、その変遷に迫る。

【学生時代に成したいこと】

彼女がJGの活動を通して成し遂げたいのは、広報としてサークルの魅力を外部へ発信し、引退公演で客席を満員にすることだ。

Instagramのフォロワーを1500人から2000人へ、TikTokを200人から600人へと引き上げる具体的な目標を掲げ、動画編集やインサイト分析を自ら行い、数字として結果を残すことにやりがいを見出している。

同時に、ポップジャンルリーダーとして、同ジャンルに対する「怖い」イメージを払拭し、初心者でも親しみやすく挑戦できる環境を作ることを目指している。

【その道を選ばざるを得なかった理由】

彼女が広報やジャンルリーダーという重責を担う道を選ばざるを得なかったのは、過去の自分への反省と、JGという組織への深い愛情があるからだ。

過去、親の方針で大学受験や進路で自分の意思より親の意向を優先する自分がいた。

だからこそ、大学では「自分で選択する」ことの重みと喜びを噛み締めている。

周囲から「JGへの愛が強いから」と幹部に推薦されたとき、過去のように他人に流されるのではなく、自らの意思で大好きなこの温かい居場所を守り、より良くするために立ち上がることを決意したのである。


【原体験における共鳴ポイント】

彼女のリーダーシップとデザインへの適性の原点は、中高時代の経験にある。

中学の「デザイン部隊」で学年の装飾やイベント企画を楽しんだ経験は、現在の広報としてのクリエイティブな活動に直結している。

また、高1の時点で最高学年としてチアダンス部をまとめる立場になり、わずか7人の同期で全国大会レベルのアンコール演技を達成した経験は、困難な状況でもチームを牽引し、目標を達成する喜びを彼女に深く刻み込んだ。

スパルタ指導や閉鎖的な人間関係の中で揉まれたからこそ、JGの「先輩後輩に関わらず何でも話せるオープンな環境」の価値を誰よりも理解し、大切にしている。


【覚悟が定まった瞬間】

彼女の中でジャンルリーダーとして組織を背負う覚悟が定まったのは、共にリーダーを務める予定だった仲間と本音で話し合った瞬間だ。

お互いがオープンに対話することで雰囲気が劇的に改善することを学んだ。そして、「自分がリーダーという役職に就かなければ、誰かが置いてけぼりになったときに全力でサポートする立場になれない」と気づき、自らが中心となって親しみやすいポップジャンルを作り上げる覚悟を決めた。

【捨てたもの】

彼女がサークルへの貢献と自己成長のために手放したものは、「一人暮らしの丁寧な暮らし」や「自炊・プライベートの時間」だ。

終電で帰って寝るだけの生活になっても、組織の課題があれば誰よりも早く声を上げ、即座にレスポンスを返すことを優先している。自由な時間を犠牲にしてでも、幹部としての責任を全うすることを自らに課している。


【意思決定の軸】

彼女の意思決定の軸は、「迷ったら心躍る方へ」という直感とワクワク感である。

過去に論理や他人の意見で進路を選んで失敗した経験から、今は自分の心がどう動くかを大切にしている。

しかしそれは単なる自己中心的なものではなく、「自分が率先して仕事を見つけることが、信頼される幹部としての条件だ」という強い責任感に裏打ちされており、組織のために自ら泥臭い仕事を引き受ける原動力となっている。


【現在の挑戦】

いま彼女が越えようとしている最大の壁は、自身の「コミュニケーションの癖」の克服だ。

人間関係が広く浅くなりがちで、仕事を他人に振れずに一人で抱え込んでしまう傾向がある。

また、感情の振れ幅が大きい一方でそれを言葉で論理的に説明するのが苦手で、「どうせ全ては分かってもらえない」と諦めてしまう自己完結的な部分を持っていた。

しかし今は、本音の対話が組織を良くすることを実感しており、言葉だけでなく、圧倒的な熱量と姿勢で周囲に想いを伝え、仲間と協力して仕事を成し遂げるための自己変革に挑んでいる。


【誰に、何を返したいか】

すべての活動をやり遂げた引退の日、彼女が一番言葉を交わしたい相手は、ジャンルのメンバー、幹部の仲間だ。

後輩たちから「ポップの練習が楽しかった」と言われ、幹部からは「あなたのおかげで仕事がしやすくなった!」と言われること。

それこそが、彼女が自らの手で人生を選択し、走り抜いたことへの最高の証明となるのである。


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