STUDENT DECISION RECORDS
INTERVIEW & TEXT
和泉 圭佑
STUDENT DECISION RECORDS
ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。
滋賀県出身、同志社女子大学に通う学生。
ウェディング会場のアルバイトにて、披露宴全体を統括する「キャプテン」という重責を担う傍ら、ボランティア団体「CHAD」で渉外部リーダーも務めている。
幼少期は1000人の前でコントを披露するなど物怖じしない性格だったが、高校の吹奏楽部で自律的な組織運営を求めて指導者と衝突し、不完全燃焼のまま引退した過去を持つ。
大学では「もう一度本気で熱中できる場所」を求め、ウェディングの現場でプロとしてのサービスを追求。
相手に「伝わる」までの責任にこだわり抜きながら、CHADの組織改革にも挑む、熱き完璧主義者である。

人生に一度の晴れ舞台である披露宴。
一人で統括し、現場を回す「キャプテン」という重責を、彼女は学生ながらに背負っている。
高校時代、青春のすべてを懸けた吹奏楽部で指導者と衝突し、「自分たちで考え、行動する」自律的な組織を作れず不完全燃焼のまま終わった悔しさが、彼女の心をずっと焦がしてきた。
だからこそ彼女は今、自分の裁量と責任がダイレクトに結果に結びつくウェディングの最前線で、そしてボランティア団体のリーダーとして、「妥協なき本質」を追い求めている。
彼女が学生時代に成し遂げたいのは、ウェディングの現場において、共に働くスタッフやお客様から「林舞花しかいない」「彼女に任せれば間違いない」と絶対的な信頼を寄せられるプロフェッショナルになることだ。
そしてCHADの活動においては、次回の「チャドフェス」に向け、表面的な仲良しごっこではなく、メンバー全員が本音をぶつけ合い、心から納得して引退できる強固な組織状態を作り上げることである。


彼女があえてプレッシャーの大きいウェディングキャプテンという道を選ばざるを得なかったのは、高校時代の「自分の意思が反映されなかった悔しさ」を払拭し、自らの手で最高の空間を創り上げる手触り感を渇望していたからだ。
与えられた指示をこなすだけの仕事では満たされない彼女にとって、新郎新婦の想いを形にし、現場のスタッフを動かして「感動」を生み出すキャプテン業務は、まさに彼女が求めていた「自律的な挑戦の場」だった。
CHADにおいても同様に、大学生特有のゆるいノリに流されるのではなく、自分が渉外部リーダーとして介入することで、組織を「本気で熱中できる場所」に変えたいという強い使命感があった。
彼女の「相手の心に届ける」ことへの強いこだわりは、小中高の経験に根ざしている。
幼稚園から始めたピアノでは県大会で最優秀賞に輝くも、その後のコンクールで頭が真っ白になるほどの大失敗を経験し、「観客に見られることの責任と恐怖」を痛感した。
中学では親友の推薦で吹奏楽部部長を務め、高校ではファゴットというソロメインの楽器を担当しながら副部長として練習改革に挑んだ。
常に「人前に立ち、自ら考えて表現する」ことを求められてきたこれらの経験が、ウェディングにおける「新郎新婦やゲストに最高の瞬間をどう届けるか」という緻密なサービス精神の土台となっている。


ウェディングの仕事に対する覚悟が完全に定まったのは、初めて一人でキャプテンとして披露宴を統括した日のことだ。
圧倒的なプレッシャーの中で現場を回し切り、新郎新婦から心からの感謝の言葉をもらった瞬間、彼女は「自分が空間を創り上げる喜び」と「責任の重さ」を同時に噛み締めた。
またCHADにおいては、初めての海外渡航で外部からの高い評価と内部のゆるい実態との乖離を目の当たりにした時、「自分が動いて、この組織を本物にしなければならない」と改革のスイッチが入った。


彼女が圧倒的なクオリティを追求するために手放したものは、「周囲との表面的な同調」だ。
ウェディングの現場では、学生アルバイトという甘えを一切捨て、プロとしての厳しい基準を自らに課している。
CHADの活動でも、自分の信念に反する「ただの仲良しサークル的なノリ」には決して染まらず、時には対面ミーティングへの参加を見送るなど、孤立を恐れずに組織の「本質」を問い続ける泥臭い道を選んでいる。
彼女の意思決定と行動のすべてを貫く軸は、「相手に情報が『伝わる』まで責任を持つこと」である。
自分が「言った・やった」で満足するのではなく、新郎新婦やゲストの心にその意図が「伝わったか」、そして心地よい空間として還元されたかを見届けるまでが彼女の仕事だ。
この徹底した相手目線と結果への執着が、ウェディングでもCHADの組織運営でも、彼女の行動を常に高い次元へと引き上げている。

いま彼女が越えようとしている壁は、ウェディングの現場で「毎回異なる新郎新婦の想いを、いかに完璧に形にし続けるか」という終わりのない質の追求だ。
一つひとつの披露宴で小さな目標を設定し、それを確実にクリアしていくプレッシャーと戦い続けている。
同時にCHADでは、CHAD内で意見の相違から方向性を定め、同じ目標へ向かうための議論を重ねている。その現状に葛藤を抱えつつも、残された時間で組織に自分なりの本質的な価値をどう残すかをもがきながら模索している。

彼女がすべての活動をやり遂げた先に望むのは、ウェディングの現場で共に働くスタッフや新郎新婦から「林キャプテンで本当によかった」と最高の評価を得ることだ。
そしてCHADの引退日には、活動方針でぶつかり合った仲間たちも含め、全員から「本音でぶつかって、やり切ってよかった」と笑顔で言い合える瞬間を迎えること。
高校時代に流した不完全燃焼の悔し涙を、今度こそ「すべてを出し切った納得の涙」に変えるため、彼女は今日も最前線に立ち続けている。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ReWrite Career では、記事に登場する学生をはじめ、本気で挑む学生との出会いをつくっています。企業の方はお気軽にご相談ください。