STUDENT DECISION RECORDS
STUDENT DECISION RECORDS
ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。
千葉県幕張出身の学生。立教大学に通い、ダンスサークル「JG」にてジャズをメインに活動している。
また、ベンチャー企業で映像制作やショートドラマの原案・企画にも携わっている。
幼少期は子役として活動し、中学・高校ではバドミントンに打ち込む一方で、チャット小説アプリで2万フォロワーを獲得するなど、常に「周りとは違うこと」を好んできた。
部活をやり切った後、燃え尽き症候群から無気力な日々を送ったが、周囲の受験ムードに触発されて猛勉強し、立教大学へ進学。
大学では俳優業や映像制作と並行してダンスに出会い、現在はJGの選抜を機に「自分のダンス」を極めるべく、深夜の自主練に没頭している。


3歳からの子役活動、中学受験での渋幕合格、チャット小説アプリでの2万フォロワー獲得、そしてベンチャー企業での映像制作。
彼の人生は常に「周りの同調圧力には屈せず、自分の好きなこと、尖ったこと」への挑戦で溢れている。
彼がいま最も熱中しているのは、巨大ダンスサークル「JG」での活動だ。これまで映像クリエイターとしての顔が強かった彼が、なぜ今「ダンサー」として深夜のスタジオで己と向き合っているのか。その型破りな軌跡に迫る。
彼が学生時代に個人として成し遂げたいのは、「ダンス、映像制作、エンタメの知識をすべてミックスした、自分にしか創れない独自の映像作品を1本創り上げること」だ。
また、JGのサークル活動においては「引退公演で1000人の観客を動員すること」を目標に掲げており、自ら裏方として映像制作や集客にも貢献しつつ、プレイヤーとしてもステージの真ん中で輝くことを目指している。

彼があえてダンスという未経験の領域で泥臭く努力する道を選ばざるを得なかったのは、サークル内で「一番下手な幹部」として終わることへの強烈なプライドと危機感があったからだ。
ジャズの選抜オーディションが発表された際、後輩たちに枠を奪われ、このまま引退するのは嫌だと痛感した。
映像制作の仕事で忙しいことを言い訳にせず、「JGの幹部として恥ずかしくない姿を見せたい」という思いが、彼を深夜の自主練へと突き動かした。

彼の「一番下手なままでは終われない」と泥臭く努力する姿勢の原点は、高校時代に没頭したバドミントンの“武者修行”にある。
引退が近づく時期に突如として競技に熱中した彼は、自転車を駆使して他校の練習に単身で乗り込み、SNSで連絡を取り合っては練習場をはしごするほどの圧倒的な執念を見せた。
結果として県大会ではスポーツ推薦で入学してきた選手に敗れてしまったものの、限界までやり切り、引退のミーティングで仲間と輪になって流した涙は、彼の中に強烈な青春の記憶として刻まれている。
「泥臭く練習を重ね、本気で向き合えば、結果を超えた最高の熱狂が得られる」。
その確信があるからこそ、大学から始めたダンスでも基礎不足という壁から逃げず、深夜のスタジオで一人、ひたすらに己と向き合い続けることができるのだ。


彼の中でダンサーとしての覚悟が完全に定まったのは、デビューイベントで初めてロックダンスのセンターを任された時だ。
期待も込みで任せてもらったパートセンターでありながら、ステージ上で振付を飛ばしてしまい、何もできず終わるという挫折を味わった。
「このままでは終われない」。
その悔しさが、今までのダンスへの向き合い方を変えるきっかけを作ったのだ。
その強烈な原体験が、彼を映像クリエイターから一人の「ダンサー」へと変貌させ、ジャズの基礎練習に本気で向き合う決定的な契機となった。
彼がダンスと映像制作の二足のわらじを履きこなすために手放したものは、「他人の目を気にする羞恥心」だ。
かつては自分が下手であることを周りに見られるのが恥ずかしく、コソコソと練習していた。
しかし今は、深夜のスタジオを一人で借り、自分の踊りを動画で何度も撮影しては同期に送りつけ、客観的なフィードバックを泥臭く求めている。プライドを捨て、「上手くなるためなら恥もかく」というストイックな姿勢を貫いている。
彼の意思決定の軸は「周りとは違う、自分だけの表現(アート)を創り出せるか」である。
みんなと同じように勉強だけをする高校生活を「つまらない」と感じたように、彼は常にエンタメビジネスの最前線で「新しい価値」を生み出すことを渇望している。
大学生活も、ただ就職するための準備期間ではなく、「学生の今しか作れない作品を残すための時間」として、自分の直感とクリエイティビティに忠実に時間を使っている。

いま彼が直面している最大の壁は、「ダンスにおける圧倒的な基礎不足」だ。
バドミントンや勉強は過去の積み重ねがあったが、大学から始めたダンスにはそれがない。
自分の頭の中にある理想のシルエットや動きを体現しようとしても、基礎がないためについていけないもどかしさに直面している。
しかし彼はそれを悲観するのではなく、「できない自分を乗り越え、理想の動きに近づいていく過程」そのものを楽しみながら、一歩ずつ壁をよじ登っている。
彼がすべての活動をやり遂げた引退の日に一番言われたいのは、ジャズジャンル以外のサークルメンバーや先輩たちからの「お前、映像だけじゃなかったんだな」という一言だ。
努力の過程を知る身内からの優しい言葉ではなく、純粋にステージ上の「結果」だけを見た人たちから、一人のダンサーとして「上手くなったな」と認められること。
その最高にクールな評価を勝ち取るため、彼は今日も深夜のスタジオで一人、汗を流している。
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