STUDENT DECISION RECORDS
STUDENT DECISION RECORDS
ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。
福山大学2年、広島県福山市出身。
幼少期からダンスに打ち込み、小3で劇団四季の最終選考まで残るも敗北。
その後、芸能事務所にスカウトされ活動するが、中学校での人間関係の葛藤から3年間不登校を経験。国立高校に進学後、通信制高校を卒業。独自の「理想の自分像」を掲げて他者貢献の精神を培う。大学進学時は親から「自己責任」の厳しい条件を課されるも、地元の福山大学へ進学。
現在は学生団体ドットジェイピーで500人中トップクラスの成果を上げ、マーケティングユニットコア(統括)と沖縄支部を兼任。「人の人生を変え、社会に求められる組織作り」という高い壁に挑んでいる。


かつて、道を行き交う普通の制服姿の学生たちを見ては、「なぜ自分はあの当たり前の場所に立てないのか」と悔し涙を流していた少女がいた。中学時代のいじめと、3年間に及ぶ完全な不登校。
そんな深い暗闇の中にいた彼女は今、全国に500人以上の学生スタッフを抱える巨大なNPO組織の最前線で、誰よりも輝き、誰よりも熱く組織を牽引している。
1期目で最優秀新人賞をわずか2票差で逃し、今でもその時に流れたアワードの音楽を聴くだけで涙が溢れそうになるという。しかし、彼女の原動力は悲壮感ではない。「楽しい!」という圧倒的な熱量で周囲をキラキラと巻き込み、仲間たち全員と「本気でやりきった」と胸を張れる本物の青春を掴み取るため、ゆなは再び組織の意識改革へと動き出した。
彼女がいま組織のリーダーとして成し遂げたいのは、「全社会(全国のアワード)の舞台で、沖縄支部やマーケのメンバー全員と、心の底から『本気でやってよかった』と同じ熱量で喜び、あるいは涙を流せるだけの圧倒的な一体感と成果を作ること」だ。
周囲の学生がアルバイトやサークル活動を「適度な日常」として楽しむ中、彼女はあえて広島から飛び出し、沖縄支部の活動と全国のマーケティングユニットのマネジメントを掛け持つという前例のないハードな越境を選択した。ただ数字を追うだけの集団ではなく、一人ひとりが「自分が社会を変えているんだ」とジャパンプロデューサーとしての誇りを持てる環境を構築することが、彼女の最大の目標である。

親から「わざわざ大学に行く必要はない、行くなら全て自己責任で学費も生活費も自分で賄いなさい」という厳しい条件を突きつけられながらも、彼女が大学へ進学し、この過酷なNPO活動を継続しているのは、他でもない「自分の行動で、誰かの人生が激変する瞬間のワクワク」を知ってしまったからだ。
1期目のアワード終了後、熱量の差から周囲との歪みが生じた際、彼女は誰のせいにもしたくなかった。「現状のやり方もみんなの選択も尊重したい。けれど、私がもっと彼らの可能性を信じて巻き込む力があれば、さらに全員を幸せな景色へ連れていけたはずだ」と確信した。だからこそ、やめる選択肢を捨て、いくつかの選択肢から自ら「ここなら最もワクワクできる」と確信した場所を厳選する形で、さらなる高みへの挑戦を選んだ。

彼女の爆発的なエネルギーの背景には、小学校時代の「1位への執着」と、中学校時代の「社会からの隔絶」という二つの強烈な原体験がある。
劇団四季のライオンキングのオーディションで、2000人の中から最終選考まで残りながらも、最後の最後で大人の事情を前に敗北を喫したあの瞬間から、彼女の「1位しか欲しくない」という執念が形成された。
そして中学での人間関係のもつれによる不登校。「しんどい思いをしている自分と、普通に笑っている他人」を比較し、苦しんだ経験があるからこそ、彼女は「誰も置いていかない、誰かに良い影響を与えられる人間になる」という独自の理想像を自らの中に強く作り上げた。他人に依存せず、自分の理想に自分を近づけに行くストイックさが、彼女の圧倒的な推進力となっている。

“なんとなく”から“本気”へ変わったのは、3月のアワードで最優秀賞を2票差で逃した直後、本部役員から「プレイヤーとして100点だからこそ、次は仲間と共に勝つリーダーシップに挑戦してほしい」と激励された瞬間だ。
周囲のせいにしたくない彼女は、その言葉を「大好きな仲間のポテンシャルを、もっと自分が引き出せたはずだ」という未来への責任として受け止めた。
「これまで組織が築いてきた土台を大切にしながら、さらに社会や高校生から『大学生になったら絶対にここで活動したい』と憧れられる圧倒的なブランド価値を作ってみせる」
これまでの歩みをすべて肯定した上で、仲間全員をさらに幸せにする。その青写真が見えたとき、彼女の迷いは消え、支部とユニットの「二軸兼任」という確かな覚悟が定まった。
彼女がこの挑戦のために手放したものは、「傷つくことを恐れて守りに入る、普通の大学生としての安泰」だ。
大学進学時、親からは「大学に行く必要はない。行くならすべて自己責任」と告げられた。彼女は、学費も生活費もすべて自分の力で稼ぎ出すという強い覚悟をもって険しい道を選んだ。
アルバイトをしながら、反発を恐れず仲間に本気で向き合い、自らの時間とエネルギーのすべてを組織へ投資する。何かを言い訳にして逃げる道を、彼女は完全に退路を断って捨て去ったのだ。
「本気で、全員で1位を獲る」
過去に自分の成果だけを追い求めて仲間を置いてけぼりにしてしまった後悔があるからこそ、今の彼女は「全員の意識を1つに揃え、同じ熱量で最高の結果を掴むこと」にしか興味がない。

現在、彼女は「遠隔地である沖縄支部の巻き込み」と「組織全体のマーケティング戦略」という、これまでにない巨大な壁にぶつかっている。
集客という泥臭い行動だけでなく、「社会から求められる団体」へとドットジェイピーのブランド価値を引き上げる挑戦だ。メンバーそれぞれの価値観や熱量の違いというジレンマに対し、彼女は自らが圧倒的なワクワクの体現者となることで、北は広島、南は沖縄まで、距離を超えてメンバーの心を一つに動かすチャレンジを続けている。
彼女が一番に成果を届けたい相手。それは、自分の可能性を誰よりも信じ、いつも味方になって背中を押し続けてくれた学生代表の木家大河さん。そして、いつも誰よりもワクワクを一緒に届けようとしてくれているマーケティングユニットマネージャーの坂田千紗さんや、今期一緒に戦って、怖がりながらも真っ直ぐついてきてくれている沖縄支部のみんなだ。
そして、かつて反発しながらも、最終的には私のやりたいことをやらせてくれた前期の支部メンバーたちにも、その寛大さへの感謝を結果で返したい。
「ゆなを信じてよかった」「あの時のゆなの熱量は本物だったんだ」
そう認められた時、彼女の挑戦は真の成功となる。現在はコア(統括)としてマネジメントを必死に学んでいる最中だが、彼女の放つ「キラキラした熱量」は、確実に周囲を巻き込み、組織を社会に求められる存在へと引き上げている。
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