STUDENT DECISION RECORDS
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ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。
工学院大学3年、埼玉県さいたま市(大宮)出身。
幼少期から「モノより経験を」という教育方針のもと、理系の展覧会や旅先での発見に触れて育つ。
国鉄の駅舎設計に携わった祖父のルーツを受け継ぎ、将来は人が集まる空間の設計を志して建築学部へ進学。
中学時代の宇宙飛行士養成プログラムでの優勝や、高校時代の生徒会での文化祭運営など、常に組織の動機付けと空間創造の交差点に身を置いてきた。
大学入学後、学園祭実行委員会に所属するも、同期の4分の3が次々と辞めていくことを経験。
圧倒的な人手不足という絶望のなかで「大学での居場所を作る」と覚悟を決め、現在は新宿・八王子の両キャンパスを統括する実行委員長として、前例のない学祭改革と過酷な建築設計の二足のわらじを履きこなしている。


彼が今、すべてを賭けて成し遂げようとしているのは、コンテンツ力を抜本的に引き上げて来場者数を拡張すること。
そして何より、運営に携わる約200人の委員一人ひとりにとって、そこが「人生の確かな居場所」となるような温かい組織風土をつくり上げること。

彼の挑戦の源流は高校時代の生徒会にある。
優秀な仲間たちに囲まれながら、文化祭や体育祭のルール変更のために会議の場を自ら設定し、推進した経験だ。
一人ひとりが自身の役割を120%全うし、熱量高く、互いをリスペクトし合う組織の中で自分自身も奮闘していた。
そんな優秀なメンバーに影響を受け、「自分もより大きな組織を動かしたい」という意思が芽生えたのだ。
“なんとなく楽しいから”という理由が、“人生を賭けた本気の挑戦”へと変わった転機は、大学1年生の終わりに訪れた。
春に150人いた同期メンバーが、秋の学園祭を終えたときには、わずか70人にまで激減していたのだ。実質4分の3の仲間が組織を去った。
「人がいなければ、どんなに素晴らしい企画も形にできない。」
そこで、”残った同期のみんなが輝ける環境を作る”覚悟が固まり、誰もが声を大にして意見を言える居場所をつくると、強く誓った。
「他者や組織に、不条理な不利益を被らせないこと」
彼が物事を選ぶ基準は、常に自分ではなく「関わる人々」にある。自分がどれほど過酷であっても、大学側や他団体、そして何より信じてついてきてくれる後輩たちに迷惑がかかる選択だけは絶対にしない。
いま彼の前に立ちはだかる最大の壁は、「前例踏襲を求める大学側・伝統との交渉」と「建築課題設計とのハイレベルな両立」という、二つの重圧である。
77回の歴史を紡ぐ巨大な学園祭ゆえに、新しいコンテンツを導入しようとするたび、前例のないルールや大学側の硬直した壁にぶち当たる。
『自身がタスクに溺れることなく、いかに他のメンバーへタスクを振るか』
頭のギアを極限まで速めることで、この高すぎる壁を乗り越えようとしている。

彼が挑戦の果てに返したい相手は、同期たちだ。
その同期たちから、「お前が委員長で良かった」と言われる未来を目標に走り続けている。
この言葉をもって彼の過酷な日々はすべて救われる。今度は学園祭実行委員として「誰もが肯定され、熱狂できる最高の空間体験」という恩返しをしようとしている。
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