STUDENT DECISION RECORDS
STUDENT DECISION RECORDS
ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。
埼玉県富士見市生まれ、所沢市育ち。 東京女子大学で学ぶ学生。
一人っ子として育ち、幼少期はピアノや体操、絵画、書道など週5日で習い事に通う。 小学生時代はお笑い係や「エンタメクラブ」を自作するなど、人前で楽しませることが大好きな「エンタメキング」であった。
星野学園中学校でバトントワリング部副部長を務めるも、全国大会に届かない挫折を経験。 高校ではダンススクールのアシスタントとして教える喜びに目覚める。
現在は巨大インカレダンスサークルSesSionにて、ハウスジャンルのリーダー(ジャンリ)を務め、「ミユキング」の名に恥じない強い意志でサークルを牽引している。

彼女がいまSesSionのジャンルリーダーとして成し遂げたいのは、ただ公演を完成させることだけではない。
自分自身の存在意義:「美幸がジャンルリーダーで良かった」「彼女じゃなきゃできなかった」とメンバーの記憶に刻まれること。
後輩たちへの伝承:サークルという枠に留まらず、外部のレッスンなども吸収し、一人ひとりが「自分自身のダンススタイル」を探求・確立していく文化を創ること。

彼女がハウスジャンルのリーダーとして、サークルの振付やスタイルを変革しようと決意したのには、明確な理由がある。
一つは、サークル合宿のダンスバトルで不甲斐ない踊りをしてしまい、見返した動画に「なんだこれ」と絶望するほどの悔しさを味わったことだ。
もう一つは、自分のハウスをサークル内でも貫き、ハウスの魅力を伝えたい想いが高まったという理由がある。
もっとステップのバリエーションを増やし、頭を使った本格的なハウスダンスをみんなができるようにしたいという思いが、彼女をリーダーへと駆り立てた。

彼女の「エンターテインメント性」と「教えることへの情熱」の原点は、高校時代のダンススクールでのアシスタント経験にある。
小さな子供たちのクラスでサポートや代行レッスンを行った際、子供たちから「先生大好き」と手紙や手作りの折り紙をもらうことに、この上ない喜びを感じた。
自分が教えたことで誰かが吸収し、笑ってくれる。 幼少期の「お笑い係」にも通じるこの「自分の行動で人が喜んでくれる感覚」が、現在のサークル運営やワークショップでの指導における強固なモチベーションの土台となっている。
彼女のダンスに対する覚悟が定まり、独自のスタイルを追求し始めたのは、外部のナンバー(作品)に出演した経験からだ。
ある振付師の踊り方が自分に非常に合致しており、自分を最大限に表現できる楽しさに衝撃を受けた。
また、地元スクールの恩師から言われた、「カレーを作る時、与えられた具材にどうスパイスや隠し味を入れるかで味が全く変わるように、ダンスも自分なりのアレンジを入れてスタイルを確立しなさい」という言葉が、彼女のインスピレーションとして深く刻み込まれている。
彼女の意思決定の絶対的な軸は、「それがみんなのダンスの向上にとって良いものかどうか」である。
練習方法を決める際も、自分が外部のワークショップやナンバーに出演して「良い」と感じたステップや身体の使い方は、惜しみなくサークルのメンバーに共有している。 常に「みんなのためになるか」を自問自答しながら、組織全体のレベルアップを図っている。

いま彼女が直面している壁は、「ハウスダンスのハードルをどう下げるか」である。
夏公演に向けて音源の編集や演出のすり合わせといった細かな業務に追われる一方で、ハウス特有の「ステップが早くて難しい」「疲れる」という初心者からのネガティブなイメージを払拭することに挑んでいる。
完璧にできなくても「難しいけど楽しいかも」と思ってもらえるような練習方法を模索し、ジャンルの見られ方を根本から変えようと奮闘している。

すべての活動をやり遂げた引退の日に彼女が一番言葉を交わしたいのは、共に切磋琢磨してきた同期や後輩たちだ。
彼女がメンバーに一番伝えたいのは、「カレーのスパイスのように、色々なエッセンスを吸収して自分だけのダンスを追求する楽しさ」である。
自分の振付を通じて、後輩たちが自らのスタイルを見つけ出し、「美幸がジャンルリーダーで良かった」と心から思ってもらえた時、彼女の負けず嫌いな探求の旅は、一つの大きなフィナーレを迎える。
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