STUDENT DECISION RECORDS
STUDENT DECISION RECORDS
ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。
東京都板橋区出身。
幼少期からピアノやダンス、学校行事など何事にも全力で取り組む「全力少女」として育ち、中学時代は学業でオール5を維持。
全国レベルの強豪である東京都立三田高校のダンス部に憧れて進学するも、1年時の大会オーディションで落選。しかし腐ることなく炎天下で基礎練に励み、後に大会メンバーと基礎練メンバーを繋ぐ「副部長」として組織を牽引した。
立教大学教育学部への進学後、ダンスサークル「JG」に入会。
一度は退会を考えたものの、仲間の温かさに触れて残留を決意。現在はヒップホップのジャンルリーダー(ジャンリー)を務め、「心がワクワクする方向」を判断軸に、誰もが輝ける作品創りに奔走している。

彼女がいまJGのジャンリーとして成し遂げたいのは、「初心者も経験者も関係なく、全員が輝けて楽しめる温かいヒップホップの居場所を守り抜くこと」だ。
ヒップホップというと「バチバチしていて怖い」という偏見を持たれがちだが、JGのヒップホップは非常にアットホームな環境がある。立ち位置やソロパートの構成を工夫し、全員が何かしらの形で目立ち、活躍できるステージを創り上げ、「ヒップホップを取ってよかった」「JGを続けてよかった」と心から思える引退公演を実現させたいと考えている。

彼女がジャンリーという激務を引き受けた背景には、一度サークルを「辞めよう」とまで思い詰めた過去がある。
1年生の終わり頃、ダンスに追われる日々や金銭的・時間的な負担から、サークルを辞めて別の好きなことをしようか本気で悩んでいた。
しかし、先輩や同期の「温かさ」や「人柄の良さ」に惹きつけられ、踏みとどまることができた。
だからこそ、自分が救われたこの「温かい居場所」を自らの手で守り、後輩たちに繋いでいかなければならないという強い使命感が、ジャンリー立候補への決め手となった。

彼女の「何事にも手を抜かない」スタンスの原点は、小学生時代の「全力少女」としての生き方にある。
決して目立ちたがり屋だったわけではなく、自習ノートを何ページも徹底的にやり込み、自作の漢字テストを作るなど、ただ目の前のことに全力で取り組んだ結果として、自然とリーダーや主役を任されていた。
中学生になると、女子特有の人間関係のいざこざに巻き込まれることもあったが、「しょうもない噂話はどうでもいい」と割り切る精神的なタフさを身につけ、我が道を突き進む強さを手に入れた。
彼女のリーダーとしての覚悟が磨かれたのは、三田高校ダンス部での挫折と副部長への就任である。 入部してすぐの大会オーディションに落ち、1年生の大半が基礎練メンバーとして真夏の太陽の下で過酷な練習を強いられた。
悔しさを噛み殺しながらも、大会メンバーを全力で応援し、基礎練チームのまとめ役として奔走。
その姿勢が評価され、大会メンバー(部長)と基礎練メンバーを繋ぐ架け橋として「副部長」に抜擢された。
その経験を活かし現在はJGのジャンルリーダーとして後輩に向き合う覚悟になっている。悔しさをバネに自分ができる役割を全うし、組織の潤滑油となる覚悟を決めた瞬間だった。

サークルの作品創りや組織運営において、彼女の意思決定の絶対的な軸は「心が動く方向(ワクワクするかどうか)」である。
曲を聴いて「これを踊りたい!」と胸が躍る直感を何よりも大切にしている。また、振付やフォーメーションを考える大変な作業も、サークル員一人ひとりとの「コミュニケーションの手段」だと捉えている。全員と関わり、みんなの笑顔を引き出すための手段だからこそ、妥協せずに考え抜くことができるのだ。

現在直面している壁は、多忙を極めるスケジュールの中で「インプット(心が躍る体験)の時間が取れないこと」と「体力の限界」である。
サークルのジャンリーとしての重責に加え、アルバイト、就職活動と、あらゆるコミュニティでタスクに追われている。
「もっと色々なことをしたいのに時間が足りない」という現実と闘いながら、限られた時間の中でいかに自分をワクワクさせる情報を得て、作品に昇華できるかという壁に挑んでいる。

引退公演のステージを終えた時、彼女が一番言葉を交わしたいのは、共に走り抜けた同期と後輩たちだ。
ジャンリー候補だったけれど自分に役職を託して裏から支えてくれた仲間には「本当に頑張ってくれてありがとう」と伝えたい。
そして後輩たちからは「和奏さんのヒップホップを取って本当によかったです。楽しかった!」という言葉と、泣き笑いの最高の笑顔を受け取ること。
「人のため、人の成長や喜んでる顔を見るのが何よりも頑張れる理由」
「誰かの為に何か考えたり、企画するのが好き」
と話す彼女だからこそ、どんなに大変な仕事でも、仲間のためならだれよりも頑張れる。そんな彼女にとって、仲間の笑顔や感謝が、最高のフィナーレとなるのである。

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