STUDENT DECISION RECORDS

『どんな環境でもポジティブに・タフに没頭する』根っからのサッカー少年が、京大サッカー部でチーム愛に向き合う理#SDR28-0110

INTERVIEW & TEXT

和泉 圭佑

2026.08.01

STUDENT DECISION RECORDS

ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。

学生プロフィール

愛知県名古屋市出身。

幼少期から活発で、兄の影響で小学1年生からサッカーを始める。小学4年生からクラブチームに入り、名古屋グランパスの育成組織とも対等に渡り合うほどの強豪チームで頭角を現した。

幼小中一貫の中学校へ進学。進学後はゴールキーパーとして活躍。どんな環境でもポジティブに楽しさを見出す環境適応能力を持つ。

高校の文化祭の演劇にて主役を任される中で自分が納得のいく結果が出せず悔しさを味わう。ただ文化祭後は、持ち前の切り替えの早さで浪人生活を経て京都大学に合格。

現在は京都大学体育会サッカー部に所属し、キーパーとしてプレーする傍ら、リクルーティング班長としてもチームの組織作りに貢献。

理系の過酷な研究と部活を両立させながら、感情と事実を切り分けて冷静に分析する「俯瞰の目」を武器に、純粋にサッカーの深みを楽しんでいる。



どんな状況でも、与えられた場所でベストを尽くし、楽しさを見出す。感情と事実を分けて、自身を改善していく。

【学生時代に成したいこと】

彼がいま成し遂げたいことは、チームとしてリーグ戦で優勝し、上のカテゴリー(2部)に昇格することである。

彼にとっての原動力は、純粋にサッカーというスポーツが好きで、ボールを蹴り、その「深み」を探求し続ける楽しさそのものにある。

だからこそ、仲間とサッカーに純粋に本気で向き合った先にチームの勝利や自身の成長を目指しているのは彼らしさの一つである。


【その道を、自らの意志で選び取った理由】

彼が大学で本気の体育会サッカー部を選んだ理由の根底には、「自分の時間が何かに没頭して埋まっていく充実感が好きだから」という思いがある。

もちろん就職活動を見据えたキャリア的視点もあったが、入部してしまえばただ純粋にサッカーを楽しむ日々が待っていた。チーム事情としてキーパーが不足していたこともあり、先輩から強く求められる形で、入部確率95%があっという間に100%になり、彼はこの道を選ばざるを得なかったのである。


【原体験における共鳴ポイント】

彼が「どんな環境でもポジティブに楽しさを見出せる」ようになったルーツは、中学時代のクラブチームにある。

当時、同期のキーパーが辞め、自分1人しかいなくなったことで「どうせ辞められないなら楽しんでやるしかない」と腹を括った。

この時、状況を悲観するのではなく、ポジティブに捉え直して楽しむ術を身につけたことが、現在のタフなメンタリティと深く共鳴している。


【覚悟が定まった瞬間】

彼のサッカーへの熱量が「ただのプレーヤー」から「思考する選手」へとシフトし、本気の覚悟が定まったのは、大学に入ってからである。

大学のサッカーは高校までのサッカーと一味違う。京大サッカー部に入り、頭を使ってサッカーをする面白さに気づいた。

「この動きがどういう展開を生むのか」というパズルのような競技の深みに触れたことで、ただのボール蹴りから、戦術と頭脳を駆使してチームの勝利に貢献する覚悟が定まったのだ。

【意思決定の軸】

プレーの振り返りや課題に向き合う際、彼が最も大切にしている軸は「感情と事実を完全に切り分けて分析すること」である。

試合に負けて悔しい感情があっても、そこに一喜一憂することなく、「自分が悪かったのか、チーム全体の問題なのか」を俯瞰的な第三者の目で冷静に分析する。

自分に非があれば徹底的に改善し、無駄な感情の浮き沈みに引きずられない論理的なアプローチを日々の意思決定のベースとしている。


【現在の挑戦】

現在の彼の挑戦は、多忙な理系の研究活動と、サッカー部の活動・組織運営の両立である。

チーム戦術の構築という組織的な課題に対して、最後尾のキーパーとしてピッチ全体を俯瞰し、チームの基盤を底上げすることに取り組んでいる。

同じような境遇で育ってきた仲間とスタメン争いを繰り広げながらも、純粋に「サッカーの深み」を楽しむことを忘れず、ピッチの内外で奮闘している。


【誰に、何を返したいか】

引退の時、彼が一番喜びを分かち合いたいのは「京大サッカー部の同期たち」である。

サッカーの場面では友人関係と切り離して、時にはぶつかり合うこともある。ただ、それをピッチ外には持ち込まないという点にチームの良さを感じている。

だからこそ、「自分がチームを愛しているように、同期全員がチームを愛し、その一員として自分が存在している」という事実を全員で分かち合えた時が、彼にとって最高の見返りであり、何よりの喜びなのである。

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