STUDENT DECISION RECORDS
STUDENT DECISION RECORDS
ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。
神奈川県大和市出身。
幼少期は戦隊モノよりも、野球のデータ分析やUKロックに熱中するなど、知的好奇心旺盛で少し変わった子供だった。
小中時代は人間関係で悩みことが多かったが、神奈川県屈指の進学校・湘南高校への進学を機に「頑張ることはかっこいい」と価値観が大きく変わる。
高校の体育祭では仮装演劇のリーダーを務めるも、理想を追い求めすぎて進行が破綻し最下位となる挫折を味わい、「楽しむことの本質」を学んだ。
その後、猛勉強の末に一橋大学へ合格。現在は一橋大学を中心とするインカレダンスサークル「Cherish(チェリッシュ)」に所属し、約230名のメンバーをまとめる代表として、誰もが安心できる「居場所」作りに奔走している。


彼がいま成し遂げたいことは、チェリッシュを「いろんな人が各々やりたいことができる居場所」にすることである。
ダンスをガチでやりたい人にはその環境を整え、そうでない人にとっても安心できるコミュニティでありたいと願っている。そして何よりも、メンバー全員に心から「楽しんでほしい」という思いを強く持っている。

彼が代表という重責を選んだ理由は、高校時代のやり残しへのリベンジと、コミュニティへの深い愛着である。
イベントでの統括経験などを経て、周囲から自然と「次期代表」として期待される雰囲気があった。
彼自身も人が好きであり、高校の体育祭で味わった挫折の経験を生かして、このコミュニティをより良く、みんなが楽しめる場にしたいという強い思いに突き動かされ、自ら代表の道を選ばざるを得なかったのである。
彼の「楽しむことが一番大事」という理念のルーツは、湘南高校時代の体育祭での大きな挫折にある。
仮装演劇のリーダーとして強い熱意と高い理想を持っていたが、全員を取りこぼさないように気を配るあまりプロジェクトの進行が破綻し、結果は最下位に終わってしまった。
この時、「義務感や完璧主義にとらわれるあまり、過程を心から楽しむ本質を忘れていた」と痛感した。
この苦い原体験こそが、現在のサークル運営において「まずは自分が楽しみ、みんなと一緒に楽しむ」という姿勢に深く共鳴している。

代表としての覚悟が決まったのは、先輩や同期数名と飲みに行った席である。
周囲からの期待を肌で感じていた彼は、その場で自ら「代表をやりたい」と手を挙げた。ただ周りに流されるのではなく、自らの意思で230名規模の巨大な組織を率い、みんなの居場所を守り抜くという責任を引き受けた瞬間に、リーダーとしての覚悟が完全に定まったのである。

組織を運営する上で彼が最も大切にしている軸は、「サークルの本質的な良さを守り抜くこと」である。
組織が大きくなるにつれて運営方法を変えざるを得ない部分もあるが、チェリッシュ最大の魅力である「人の良さ」や「アットホームな居場所感」だけは絶対に失ってはいけないと考えている。変化を受け入れつつも、コミュニティの根幹をどう守るかを常に意識して意思決定を行っている。
現在の彼の最大の挑戦は、「自分の理想(エゴ)」と「多様なメンバーの納得感」とのバランスを見つけることである。
引退公演などにおいて自分のやりたいビジョンがある一方で、ダンスへの熱量や価値観が異なる大勢のメンバーをどう巻き込み、どう理解を得ていくかという難題に直面している。
クオリティと楽しさの塩梅に正解がない中、他者の意見に耳を傾けながら、探り探りで最適な着地点を模索し続けている。

引退するその時、彼が一番言葉を交わしたいのは「サークルのメンバー全員」である。
彼らから「チェリッシュ、楽しかった」というシンプルな一言をもらうこと。その言葉こそが、自分がやってきた方向が間違っていなかったことの証明であり、全員にとっての「最高の居場所」を作れたという何よりの証となる。その一言を聞くために、彼は今日も仲間と真摯に向き合い続けている。
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