STUDENT DECISION RECORDS

幾多の挫折が磨き上げた「適応力」 成蹊大学・三城慶人が目指す、悔いなき挑戦の先にある未来   #SDR28-0134

INTERVIEW & TEXT

冨田 裕史

2026.08.10

STUDENT DECISION RECORDS

ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。

学生プロフィール

三城慶人。埼玉県出身。

幼少期よりサッカーに情熱を注ぎ、強豪クラブで研鑽を積む。中学・高校時代は、腰椎分離症や度重なる骨折といった大怪我、不慣れなポジションへのコンバートなど、幾多の苦難に直面した。しかし、彼はその度に環境のせいにすることなく、自らの課題と誠実に向き合い続けた。

現在は成蹊大学蹴球部に所属し、チームの1部昇格という悲願達成を目指す傍ら、Iリーグの運営実務も担う。サッカーを通じて培った「どんな状況下でも自ら役割を見出し、適応する力」を武器に、現在は就職活動という新たなフィールドで、自分らしいキャリアの獲得へ挑戦している。



グラウンドの土の匂い、PK戦で散った悔しさ、そしてピッチに立てない焦燥感。

三城慶人のサッカー人生は、平坦な道ではなかった。度重なる怪我とポジションの変遷は、一見すれば不運な停滞のように映るかもしれない。

しかし、彼はそのすべてを「成長の余白」へとポジティブに変換してきた。

現在、成蹊大学蹴球部で1部昇格を目指し奮闘する彼の眼差しには、過去の苦悩を「やり切った」という誇りに変えようとする、力強い意志が宿っている。なぜ彼は、どんな逆境でも歩みを止めなかったのか。その原点と、今目指す景色を紐解く。

【学生時代に成したいこと】

現在、三城が掲げる明確なゴールは、所属する成蹊大学蹴球部の「1部リーグ復帰」である。

これは単なる勝利の追求ではない。2部リーグで戦う現在、チームとして自動昇格圏内を死守し、自分たちの代で関東昇格を果たすという、組織の未来を決定づける責任がある。

試合に出ること、ゴールを決めること、それ以上に、このチームで「結果」を残し、後輩たちに昇格という財産を繋ぐこと。それが、彼がこの4年間で成し遂げたい唯一無二の使命だ。

【その道を選んだ理由】

なぜ、ここまで厳しい道を選び続けるのか。

それは、サッカーが彼にとって単なるスポーツではなく、己の価値を証明する場だからだ。「もうサッカーはいいや」と一度は手放そうとしたこともあった。しかし、実際に距離を置くと、ピッチのない日常に言いようのない物足りなさを感じた。困難から逃げるのではなく、困難の中に身を置き、その中で自分を磨き上げる。厳しい環境に身を置くことこそが、彼にとって最も「自分らしく」いられる選択だったのだ。


【原体験における共鳴ポイント】

幼少期、父親の背中を追いかけ始めたサッカー。

小学校時代のベスト16での敗退、そして中学校入学直後に襲われた腰椎分離症。半年間という長い戦列離脱は、当時の中学生にとって残酷な試練だった。

しかし、この時期に得た「裏方としての視点」や「客観的にチームを見る目」は、後の彼の強みとなる。

成功体験だけでなく、怪我という挫折こそが、今の彼の「何事にも動じず、冷静に役割を遂行する」という価値観の源流にある。


【覚悟が定まった瞬間】

高校3年時のインターハイ後から選手権直前のリーグ戦にかけての出来事であった。

それまでボランチとして戦ってきた三城に、監督から突然の「左サイドバックへの転向」が告げられた。未経験のポジション。しかし、彼は迷うことなくその役割を引き受けた。

復帰直後の身体に鞭打ち、自分のプレイスタイルを捨ててチームの勝利のために最適化する。その適応の末に掴み取った選手権のスタメン。

この経験こそが、「どんな状況でも自分の役割を見つけ出し、期待以上の結果を出す」という、彼の覚悟を決定づけた瞬間だった。


【意思決定の軸】

三城の意思決定には、常に「成長」と「貢献」という軸がある。たとえ自分が望んだポジションでなくとも、あるいはベンチスタートであったとしても、腐ることはない。

「チームが勝つために何が必要か」。

その問いに答え続けることこそが、彼にとっての成長であり、喜びなのだ。他者に不満を漏らす暇があれば、今の自分にできるベストを尽くす。

この極めてシンプルでストイックな姿勢こそが、彼を突き動かすエンジンである。


【現在の挑戦】

いま、彼が直面しているのは、大学生活の集大成である部活動と、大学で選手として活動しながら、Iリーグの運営・渉外担当を両立することである。

練習・試合に加え、他大学との調整や運営事務など、膨大なタスクに追われる中、連絡系統を整理し、ミスが許されない事務作業を確実にこなすことで、部員が安心して試合に臨める環境を整えている。

限られた隙間時間を最大限に圧縮する。この「合理的かつ全力で挑む」スタイルで、彼はリーグ戦とチーム運営の両立という難関に立ち向かっている。


【誰に、何を返したいか】

お前はよくやり切った。

引退のその日、誰よりも先に親や仲間にそう声をかけられたい。それは勝利の報告以上に、彼が自身と戦い抜いた証として最も欲しい言葉だ。怪我に泣き、ポジション変更に悩み、それでもグラウンドに立ち続けた自分を、自分自身が認めたい。

そして、その過程で支えてくれた家族や仲間に、最後は笑って恩返しをしたい。その言葉を力に変えて、三城慶人の挑戦は今、最高潮に達しようとしている。

この学生に会いたい!応援したい!!

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

☝️【RewriteCareerに問い合わせ】

この学生に会いたい、応援したい方へ

ReWrite Career では、記事に登場する学生をはじめ、本気で挑む学生との出会いをつくっています。企業の方はお気軽にご相談ください。