STUDENT DECISION RECORDS
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ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。
神奈川県川崎市育ち。
優秀な兄の背中を追い、小学4年生から塾に通い浅野中学校・高等学校へ進学。中高時代はバスケットボール部に所属しつつ、中1から文化祭実行委員を務め、高2では実行委員長としてコロナ禍や台風の困難を乗り越え文化祭を成功に導いた。
大学受験では当初東大を目指すも、最終的に慶應義塾大学経済学部へ進学。
大学入学後、ダンスの魅力に惹かれ未経験からダンスサークルesに入会。
1年時のイベントで同期との実力差に直面し、死に物狂いで猛練習を重ねる。2年生の春、共にロックを引っ張るはずだった同期がサークルを去ったことを機に、「自分が前に立ってesのロックを良くする」と決意し矢上係(次期幹部候補)に立候補。
現在は、esのロックを再び最強と呼ばれる「伝説の代」にするため、引退公演での大トリ獲得に向けて熱い思いで組織を牽引している。


彼がいま成し遂げたいことは、引退となる文化祭のステージでロックジャンルとして「大トリ」を飾り、「20期のロックは伝説だ」と先輩やOBに言わせるような最高のショーケースを創り上げることである。
かつて最強と言われていたesのロックの勢いを取り戻し、自分たちの代がその復活の足掛かりになることを目指している。

彼がサークルで矢上係(幹部)として組織を牽引する道を選んだ背景には、大きな喪失感と責任感がある。
当初は経験者で一番上手かった同期と共にesのロックを引っ張っていく約束をしていたが、その同期が2年生の春にダンスに疲れてサークルを去ってしまった。
頼りにしていた存在がいなくなり、「自分が前に立ってesのロックを良くしていかなければならない」という強い使命感を抱き、幹部への立候補を決意したのである。
彼が仲間と共に一つのものを作り上げ、周囲を楽しませることに熱中するルーツは、中高時代の文化祭実行委員としての経験にある。
高2で実行委員長を務めた際、コロナ禍や台風直撃という逆境の中であっても、食品販売を完売させ、何より「みんなが楽しそうに作業をしている姿を見るのが一番嬉しかった」と語る。
自分が中心となって場を盛り上げ、仲間が楽しむ姿に喜びを見出すその姿勢が、現在のサークル運営やショーケース作りにも深く共鳴している。

彼が本気でダンスに向き合う覚悟が定まったのは、大学1年の11月に出演したナンバーでの出来事である。
初心者の自分に対し、一緒に出演した同期2人が圧倒的に上手く、「自分だけが下手で置いていかれる」という強烈な焦りを感じた。
そこから「死に物狂いでやらなきゃ」と心に決め、毎日学校へ行くふりをして練習場を開け、一人で黙々と踊り続ける日々を送ったことが、現在のトップに立つまでの基盤となっている。

サークルの作品作りや組織運営において、彼が最も大切にしている軸は「サークルのせいでダンスを嫌いになってほしくない」という思いである。
共に頑張るはずだった同期が辞めてしまった経験から、無理にキャパシティを超えさせてダンスから離れてしまうことを何よりも恐れている。そのため、何かを決定する際は強要するのではなく、「メンバー本人の主体的な意思に任せる」という方針を貫いている。
現在の彼の最大の課題であり挑戦は、「自分たち同期と、先輩・後輩との間にある熱量の差」をどう埋めるかである。
同期は「大トリを取って伝説を作ろう」と燃えている一方で、上下の代にはまだそこまでの熱意が浸透しきっていないと感じている。
限られた時間の中で、いかにして自分の熱い思いを周囲に波及させ、組織全体を同じ目標に向かって突き動かすかにリーダーとして日々向き合っている。
文化祭のステージが終わり、すべてをやり切った瞬間に、彼が一番言葉を交わしたいのは「これからesを背負っていく後輩たち」である。
自分が注いできた熱量を受け取り、「来年は私たちが大トリを取ります」という力強い言葉をもらうこと。
もし自分たちの代で大トリになれなかったとしても、その思いが後輩へと繋がり、いつか必ずesのロックが最強になる日が来ると信じている。その未来へのバトンを渡せた時、彼は「やってきてよかった」と心の底から思えるはずだ。

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