STUDENT DECISION RECORDS

「俺の辞書に2度目はない」——挫折を糧に、自己を超える挑戦者・田中秀幸の哲学    #SDR28-0140

INTERVIEW & TEXT

冨田 裕史

2026.08.15

STUDENT DECISION RECORDS

ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。

学生プロフィール

立命館大学28卒。三重県出身。

国際協力団体「IROHA」滋賀キャンパス代表。幼少期よりサッカーやテニスを通じ、クラス代表や全校生徒代表を務めるなどリーダーシップを発揮。

中学ではテニス部で全国大会出場を果たすなど「文武両道の優等生」としての道を歩む。高校入学後に訪れた目標喪失による挫折をきっかけに、自らの手で目標を再定義する強さを獲得。現在は、自身の限界を突破し続けるべく、団体活動の活性化に奔走している。



「俺の辞書に2度目はない」。

そう語る彼の瞳には、21歳という年齢からは想像しがたい強烈なまでの自律心が宿っている。明るく人当たりの良いコミュニケーションスタイルからは想像が付かなほどの強烈な内なる想いを持った男である。

リーダーとして組織を牽引し、海外ボランティアや留学といったグローバルな視座を持つ田中秀幸。だが、その華やかな経歴の裏には、一度掴み取った栄光の先で迷い、深い孤独の中で自分自身と向き合った経験がある。一度失敗しても、決して挫けない。いや、失敗を「次への絶対的な糧」に変える力がある。田中秀幸という人間が、過去の葛藤から何を学び、いま何に挑んでいるのか。その軌跡を紐解く。

【学生時代に成したいこと】

田中が現在目指しているのは、自身が代表を務める国際協力団体「IROHA」滋賀キャンパスの活性化だ。

他のキャンパスと比較し、活動の熱量に差がある現状を彼は直視している。彼が目指すのは、単にイベントを成功させることではない。

自身が卒業した後も、滋賀キャンパスで活動が自律的に続くための「仕組みと熱量」を根付かせること。それが、彼がこの場所で成し遂げたい唯一無二の目標である。

【その道を選んだ理由】

数ある選択肢の中で、キャンパス代表という役割を選んだ理由。それは、「環境に満足していなかった」という自身の原体験にある。

かつて所属した環境で、周囲が動かないことへの歯痒さを感じた経験が、今の彼を突き動かしている。「誰かがやってくれるのを待つのではなく、自分から変えたい」。この強い想いが、彼をリーダーという茨の道へと誘った。責任ある役割を選ぶことは、彼にとって自己の限界を試し、強くなるための必然的な選択だったのだ。


【原体験における共鳴ポイント】

田中にとっての転機は、高校入学という「大きな目標」を達成した直後に訪れた。「目標を達成した先に、何があるのか」。

その問いへの答えが見つからず、学業への情熱を失った時期があった。それまで順風満帆に歩んできた彼にとって、初めて直面した深い挫折。

しかし、彼はそこで逃げなかった。「このままでは終われない」という危機感が、内なるエンジンに火をつけた。この経験が、今の彼に「どんなに高い壁があっても、自分で目標を見つけ出し、必ず盛り返せる」という揺るぎない自信を与えている。


【覚悟が定まった瞬間】

高校1年の夏、彼は自らの意志で勉強のスイッチを入れ直した。

それまでの「与えられた目標」を追いかける自分から、「自分でやりたいことを選ぶ」自分への変容。その時、彼の中で「失敗したままでは終わらせない」という覚悟が完全に定まった。

団体活動においても同様だ。悩みながらも、半年という限られた期間で「必ず結果を残す」という意志を固めた瞬間、彼は真のリーダーとしての顔を覗かせた。


【意思決定の軸】

田中の意思決定の軸は極めてシンプルである。

「自分を裏切らないこと」。周囲の評価は二の次、三の次だ。彼は常に自分と会話し「理想の自分」を形成している。

高いレベルで自己を律し、たとえ壁にぶつかっても、それを乗り越えた先の景色が見たい。彼が選択の基準にしているのは、成長できるか、ワクワクできるかという、極めて純粋で内発的なモチベーションだ。


【現在の挑戦】

いま彼が直面している最大の課題は、キャンパス間の熱量の格差という壁だ。なぜ動かないのか、どうすれば火がつくのか。

彼は日々、企画のあり方や伝え方を模索し続けている。だが、その試行錯誤こそが彼の挑戦そのものだ。壁があるからこそ、彼は考え続ける。その粘り強い思考こそが、彼を他の誰よりも早く成長させる原動力となっている。


【誰に、何を返したいか】

卒業の時、彼は特別な言葉を求めてはいない。

彼が求めているのは、他者からの賞賛ではなく、自分自身が「やりきった」と胸を張れるプロセスである。

育ててくれた両親への感謝はある。しかし、今の彼にとっての恩返しとは、誰かに媚びることではない。自分自身と戦い抜き、限界を突破した先に到達する「新しい景色」を、支えてくれた人たちに見せることこそが、最大の恩返しであると彼は確信している。

この学生に会いたい!応援したい!!

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

☝️【RewriteCareerに問い合わせ】

この学生に会いたい、応援したい方へ

ReWrite Career では、記事に登場する学生をはじめ、本気で挑む学生との出会いをつくっています。企業の方はお気軽にご相談ください。