STUDENT DECISION RECORDS
INTERVIEW & TEXT
和泉 圭佑
STUDENT DECISION RECORDS
ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。
神奈川県藤沢市出身。
幼少期から天真爛漫な性格で、幼稚園年長から小学5年までを香港で過ごす。中学時代は陸上部の100mハードルで体格差に苦しみながらも猛練習を重ねたが、人間関係での挫折も経験。
高校受験では大号泣の末に法政大学第二高校へ奇跡の合格を果たす。高校の空手部では入学直後に前十字靭帯を断裂する大ケガを負うも、執念のリハビリと分析でレギュラーを獲得。
大学進学後は体育会空手部のマネージャーを務めつつ、自己成長を求めて学生団体「ONELIFE」へ入会。現在は国際局長として、途上国支援とメンバーの「居場所づくり」に情熱を注いでいる。


彼女がいま成し遂げたいことは、ONELIFEの国際局長として「この団体を、関わる全員にとっての温かい『居場所』にすること」である。
活動を通じて途上国の子どもたちを支援するのはもちろんのこと、せっかく時間を作って集まった仲間たちが「ここに来てよかった」と心から笑顔になれるような、有意義で青春感あふれる空間を創り出すことに全力を注いでいる。

彼女がONELIFEで深く活動にのめり込むようになった背景には、入会当初の葛藤と、それを救ってくれた仲間の存在がある。
大学2年の春、自分を成長させ、価値観を広げたいと飛び込んだものの、最初はコミュニティに馴染めず疎外感を感じていた。
しかし、スタディツアーに参加した際、自分の活動が確実に子どもたちの笑顔に繋がっていると肌で感じた。さらに、先輩や仲間から「玲衣が来てくれて嬉しい」と温かい言葉をかけられたことで、「ここが私の居場所だ」と強く確信し、今度は自分が誰かの居場所を作りたいと決意したのである。
「どんな逆境でも食らいつき、絶対に諦めない」という彼女の泥臭い執念は、これまでの経験に深く根付いている。
中学の陸上部では体格差を埋めるために死に物狂いで練習し、高校の空手部では入学直後に前十字靭帯を断裂しながらも、仲間の練習をひたすら分析し、壮絶なリハビリを経て見事にレギュラーを勝ち取った。
この「逆境から這い上がる力」と、ケガで苦しむ自分を見捨てず支えてくれた仲間への「感謝」が、現在の彼女の原動力に深く共鳴している。


彼女が国際局長として先頭に立つ覚悟を決めたのは、幹部を決める話し合いの場であった。
最初は「自分はリーダーの器ではない」と躊躇していたが、共に局を支えるはずだった仲間が留学中であり、団体に自分が残せるものは何かを真剣に自問自答した。
「常に挑戦する姿勢でありたい」「自分だからこそできる幹部としての役割があるはずだ」と奮い立ち、完璧なリーダーではなく「一緒に悩み、一緒に進むリーダー」として、全責任を背負う覚悟を固めたのである。
局長として意思決定をする際、彼女が最も大切にしている軸は「絶対に全員の意見を聞き、一人ひとりの声を尊重すること」である。
中学時代に人間関係で孤独を味わい、人の痛みが痛いほどわかる彼女は、自身の「周りを気にしてしまう性格」を最大の強みに変えた。
誰が助けを求めているか、誰が疎外感を感じていないかを常に観察し、時には自ら「お笑い枠」となって場を和ませるなど、全員が輝ける空気づくりを最優先にしている。

現在の彼女の挑戦は、「局長としての重圧を乗り越え、メンバー全員との深い信頼関係を築き上げること」である。
留学中の仲間との連携や、手探りの運営に自分の力不足を感じて押し潰されそうになったこともあった。しかし、春のスタディツアーでメンバーから「レイが局長で本当によかった」と泣きながら伝えられたことで、その不安は確かな自信へと変わった。今は引退までの残り少ない日々を、後輩たちに自分の背中と想いを引き継ぐための集大成として駆け抜けている。
引退の瞬間、彼女が一番聞きたい言葉は、新入生たちからの「ONELIFEに出会えてよかった」という一言である。
そして、共に苦難を乗り越えてきた仲間たちから、もう一度「玲衣が局長でよかった」と笑い合って言ってもらうこと。
自分の弱さをさらけ出しながらも、全力で組織と向き合い続けた彼女にとって、関わった全員がこの場所を愛してくれることこそが、青春のすべてを捧げた最高の見返りなのである。

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