STUDENT DECISION RECORDS
INTERVIEW & TEXT
和泉 圭佑
STUDENT DECISION RECORDS
ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。
神奈川県横浜市出身。
幼少期は兄の影響で男の子と外で遊ぶ一方、4歳からダイエットと健康目的でダンス(avex系)を始める。
中学時代は吹奏楽部でクラリネットを担当し、厳しい上下関係を経験しつつ、外部のダンス選抜にも挑戦。
横浜市立東高校では強豪チアダンス部に入部。度重なるオーディション落選の悔しさをバネに必死に食らいつき、副部長としての重圧を乗り越え、最後の大会で全国出場(幕張)を果たす。
大学ではダンスサークルWUBに入会。現在は振付を担当する振付師として、12月の引退公演に向けて誰もが圧倒されるショーケース作りに全力を注いでいる。


彼女がいま成し遂げたいことは、WUBの振付師として、12月に福生で行われる引退公演で「誰が見てもめちゃくちゃかっこいい、圧倒的なショーケース」を創り上げることである。
競技のようにバチバチと順位を競うのではなく、「楽しく、でもめちゃくちゃかっこよくなるために全員で頑張る」というサークルの美しい雰囲気を体現した、最高のステージを目指している。

彼女が大学でこのサークルに深くのめり込んだ背景には、予想外のスタートと仲間の温かさがある。
当初は元々通っていたスタジオのレッスンと本番が重なっていけないこともあった。
しかし、夏頃に練習へ顔を出すと、同期や先輩たちが気さくに話しかけて輪に入れてくれた。その優しさと、ダンスを嫌いにならず純粋に高みを目指せる環境に触れたことで、彼女はWUBに自分の居場所を見出したのである。
「誰かが頑張っているから、自分も負けじと頑張る」という彼女のストイックなスタンスは、高校時代のチアダンス部での泥臭い経験に深く根付いている。
全国レベルの強豪部活で、彼女は1年生の頃から何度もオーディションに落ち続けた。ようやく選抜に追いついたと思えば、同期はさらに上のチームへ行ってしまうという強烈な悔しさを何度も味わった。それでも決して諦めず、高2の途中で副部長に抜擢された重圧の中で、最後の最後で選抜チームで挑んだ大会で全国大会出場を勝ち取ったのである。
この「逆境から食らいつくド根性」が、現在の彼女の原動力に共鳴している。

大学のダンスにおいて彼女の覚悟がバチッと定まった決定的な瞬間は、同期である「希彩(ノア)」の圧倒的な成長を目の当たりにした時である。
元々上手かったノアが、練習を重ねるごとに信じられないほどかっこよくなっていく姿を見て、「こんなに上手くなっている子がいるのだから、自分も負けていられない」と強烈に心を揺さぶられた。
さらに、先輩が作るナンバーで「もっと良い立ち位置が欲しい」という純粋な競争心が火をつけ、彼女を本気にさせたのである。
ダンサーとして、そして振付を創る者として彼女が最も大切にしている軸は、「見てくれる人に楽しんでもらえること」である。
振付をする中で、観客などの見る側の視点で楽しんでもらえるかを振り付けの時には一番考えている。
さらに、一人のダンサーとして大事にしていることは、「音を表現する踊りをすること」であり、ダンサーとしても更なる挑戦に向き合い続けている

【現在の挑戦】
現在の彼女の課題であり挑戦は、「得意な振りだけでなく、苦手な振りも含めてすべてを完璧にかっこよく踊りこなすこと」である。
チアダンスやジャズで培った基礎を活かしつつ、ヒップホップ特有の多様なスタイルや先輩たちの個性的な振りに必死に食らいつき、自分の表現の幅を広げるために日々練習とバイトの両立に明け暮れている。
12月の引退公演を終えた後、彼女が一番言葉を交わしたいのは、共に踊った同期や後輩たち、そしてステージを見てくれた観客である。
みんなから「この24代で引退公演に出られて、本当によかった」という言葉を聞くこと。その一言を引き出し、全員で最高の達成感と笑顔を分かち合うことこそが、彼女がダンスに捧げた青春の最高の見返りなのである。

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