STUDENT DECISION RECORDS
INTERVIEW & TEXT
和泉 圭佑
STUDENT DECISION RECORDS
ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。
広島県出身。
神戸市外国語大学に通い、自ら立ち上げた薙刀サークルの運営やスペイン留学、インカレ出場など多角的な活動を展開している。
幼少期から12年間続けたピアノを通じて培われた負けず嫌いな性格と努力を惜しまない姿勢が原点。
中学・高校時代は薙刀競技で全国大会出場を果たしたほか、指導法の共有によって地域全体のレベル向上に貢献した。
常に自分や他者、組織が持つ「可能性を潰さない」ことを軸に決断を下す彼女の視点は、他者の成長を心から喜べる強さへと進化を遂げている。組織の可能性を最大化しようとする彼女の真摯な挑戦の足跡をたどる。

彼女が学生時代に成し遂げたいのは、自らが関わるすべての人の可能性を最大化し、未来へつながる環境を残すことだ。
大学で立ち上げた薙刀サークルでは、少人数ながら新入部員の勧誘に尽力し、将来的な団体戦出場や活動の継承を見据えて動いている。ただ個人の競技成績を追うだけでなく、関わった後輩や周囲の人間が新たな視点や可能性を発見できる機会を提供し続けることこそが、彼女の真の目標である。

彼女があえて大学でゼロから薙刀サークルを設立する道を選んだのは、自身の成長以上に「コミュニティの発展に貢献する喜び」に気づいたからだ。
高校時代、競技引退時に道場の指導者からサークル作りを勧められた経験が原点となっている。自らの練習にとどまらず、海外留学先での現地道場との交流や学内での場づくりを通じ、組織の可能性を広げることが自らの使命だと直感したのである。
彼女の挑戦の原点にある共鳴ポイントは、高校時代に周囲の可能性を引き出す「利他の視点」に目覚めたことにある。
薙刀の技術向上のため剣道部にも所属していた彼女は、広島ではあまり用いられていなかった右中段の構えに着目し、対策練習を自ら考案し、試合映像の分析結果とともにライバルや指導者へ共有した。自分一人の勝利ではなく、分析結果や練習法を県内の選手・指導者に共有し、競技環境の向上を目指した経験が、彼女の生き方を決定づけた。

彼女の覚悟が定まった瞬間は、大学1・2年時にサークル運営や海外留学での異文化交流を通じて、組織や人の可能性に向き合う意志を固めた時だ。
スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ大学への留学中、現地道場との交流実績を積み上げた彼女は、未熟な自分であっても誠意をもって動けば世界や周囲を巻き込めるという確信を得た。この実感が、可能性を追う覚悟となった。
彼女の意思決定の軸は、「自分や周囲、そして組織全体の可能性を潰さないこと」である。
選択の岐路に立ったとき、挑戦の機会を最大化し、未来の選択肢を広げられる道を選ぶことを徹底してきた。塾講師のアルバイトにおいても、生徒一人ひとりの可能性を絶対に諦めない関わり方を実践しており、この軸こそが彼女のすべての行動と決断を貫く強固な哲学となっている。
現在の彼女の挑戦は、大学代表としてのインカレ初戦突破と、設立したサークルの強固な基盤作りである。
今週末に控えるインカレでは全力を尽くすと同時に、高校生からの入部希望者と連携して未来の団体戦出場への道筋をつけている。さらに就職活動という新たな困難にも直面しているが、自らの課題と真摯に向き合い、可能性を切り拓くための準備に直走っている。

彼女が恩を返したいのは、これまで挑戦を支えてくれた指導者や家族、そして共に歩む後輩たちだ。
特に高校時代にサークル設立の契機をくれた道場の先生や、幼少期からやりたいことを応援してくれた両親への感謝は深い。自分が関わることで「新しい視点や可能性を見つけられた」と言ってもらえる存在になり、後輩たちの未来を広げることこそが、彼女の果たすべき最大の恩返しである。
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