STUDENT DECISION RECORDS

『「夢翔が代表で良かった」と言われる組織を創る』。受動的だった葛藤を越え、120名の仲間全員が主役になれる居場所を創り出すリーダーの覚悟 #SDR28-0164

INTERVIEW & TEXT

和泉 圭佑

2026.08.23

STUDENT DECISION RECORDS

ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。

学生プロフィール

京都府出身。

大学の国際学部に在籍し、約120名が所属する国際ボランティア団体「アイリス(I-RIS)」の代表を務める。

幼少期は消極的な性格だったが、高校時代に所属したスキー部で主将を務め、インターハイや国体出場、京都府4位という実績を誇るまでに成長を遂げた。

大学で加入した「アイリス」では当初受動的な姿勢だったものの、現地訪問をきっかけに覚悟を決め、周囲の強い後押しを受けて代表に就任。

現在はメンバー一人ひとりに役割と機会を提供し、全員が主役になれる組織づくりに尽力している。


全てのメンバーに寄り添い全員参加を掲げ、葛藤の末に見出したリーダーシップと仲間への想い

【学生時代に成したいこと】

彼が学生時代に成し遂げたいのは、120名規模の国際ボランティア団体「アイリス」において誰一人置き去りにしない「全員参加」の活動スタイルを確立することだ。

かつて自身が受動的で団体を辞めようと悩んだからこそ、積極的な部員だけでなく消極的になりがちな部員にも役割と成長のきっかけを提供したいと考えている。部員全員が自分の存在意義と役割を感じ、心から楽しんで活動できる組織文化を根付かせることこそが、彼が掲げる最大の目標である。


【その道を、自らの意志で選び取った理由】

彼があえて120名を率いる代表という重責の道を選んだのは、自身が活動初期に抱いた焦燥感や疎外感を他のメンバーに味わわせたくないという強い信念があるからだ。

加入当初は受動的で活動意義を見出せず、退会を考えるほどの葛藤を抱えていた。

メンバーと同じ目線に立ち、意欲の低下した部員を安易に切り捨てることなく寄り添えるのは、挫折を知る自分しかいないと確信したからこそ、彼は組織の先頭に立つ道を選ばざるを得なかったのである。


【原体験における共鳴ポイント】

原体験における最大の共鳴ポイントは、高校のスキー部で主将としてチームを支え、周囲から信頼される喜びを知った成功体験にある。

京都の大谷高校で未経験に近い状態から努力を重ね、2年時には主将として京都府4位の実績を残し、インターハイや国体出場を果たした。

部員への指導やモチベーション管理に苦しみながらも他者から頼られる経験を通じて得た自己効力感が、現在の120名のメンバー一人ひとりと向き合う誠実な姿勢へと力強く繋がっている。


【覚悟が定まった瞬間】

彼の覚悟が定まった瞬間は、代表立候補をためらっていた際に「やってみたいならそれが答えだ」という力強い言葉を受け取った時だ。

大学2年の夏に現地訪問プロジェクトへ参加し、ボランティアの真の意義を肌で感じていた彼は、周囲からの強い推薦と重ね合わせた。自分の背中を押してくれる仲間の想いを受け止め、逃げずに代表という重責を背負って団体を誰よりも愛し抜くことを、その瞬間に固く決意したのである。

【意思決定の軸】

彼の意思決定の軸は、「関わるすべての人を尊重し、同じ目線で平等に寄り添えているか」という徹底した他者貢献の姿勢だ。

進路選択や部活動においても、単なる見栄や知名度ではなく、自分が置かれた環境でどれだけ誠実に人と向き合えるかを重視してきた。

自分自身の利益よりも周囲の仲間が何を求め、どうすれば個々の力を発揮できるかを第一に考え、対話を通じて全員が納得できる最適な解を導き出すことを決断の指針としている。


【現在の挑戦】

彼が今まさに挑んでいるのは、120名の部員全員に平等な機会を提供し、対話を通じて組織の結束を極限まで高めることだ。

直近に控える現地プロジェクトの成功に向け、消極的なメンバーとの対話を重ね、自身の取り組みが誰にどんな価値を与えるかを深掘りしている。

個々のモチベーションの不均衡というボランティア団体特有の課題から逃げず、メンバー全員が能動的に関われる環境づくりに日々泥臭く向き合っている。


【誰に、何を返したいか】

彼が最も感謝を返し恩報じをしたい相手は、自分を信じて代表としてついてきてくれた「アイリス」の部員たちだ。

4ヶ月後に迫る引退式で、誰からであっても「夢翔が代表で良かった」と言われる状態をつくることを目指している。

単なる自己満足に終わらせず、メンバー全員が活動を通じて自己成長と達成感を実感できるよう、背中を示し続けることで全員への感謝を最高の形で還元しようとしている。

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