STUDENT DECISION RECORDS
INTERVIEW & TEXT
和泉 圭佑
STUDENT DECISION RECORDS
ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。
神奈川県横浜市出身。
桜美林大学芸術文化学群演劇・ダンス専修に通い、インカレダンスサークル「ADL」で総合演出として約300人を束ねる公演運営を担っている。
幼少期から文武両道な姉の背中を追い、中学ではバレーボール部部長として県大会出場、高校ではダンス部でコロナ禍における部活運営を牽引してきた。
大学では自身の強みを裏方としての全体統括に見出し、温かく受け入れてくれたサークルへの恩返しとして、全員が輝く最高の舞台作りに挑んでいる。


彼女が学生時代に成したいのは、約300人が所属するADLの集大成公演で「全員が全力で楽しみ、一人ひとりが輝ける舞台」を作り上げることだ。
1年次に先輩の眩しい背中を見て、自分もそうなりたいという強い思いが芽生えたからこそ、今度は自らの手で後輩や同期に提供したいと考えている。
演者として目立つこと以上に、サークルに関わるすべてのメンバーが主役になれる空間を創出することに彼女は情熱を注いでいる。全員が心から楽しかったと思える公演を完成させることが、彼女の最大の目標だ。

彼女が演者ではなく裏方の頂点である「総合演出」の道を選ばざるを得なかったのは、自身がダンサーとして突出しているわけではないという強い自覚と、全体を支えることに真のやりがいを見出したからだ。
桜美林大学で舞台芸術を学びつつADLに所属する中で、彼女は自分が表舞台に立つこと以上に、裏方として走り回りチーム全体を輝かせる役割に向いていると気づいた。
己の適性を見極めたからこそ、公募と推薦を経て総合演出チームへと足を踏み入れたのである。
彼女の原体験における共鳴ポイントは、中学時代にバレーボール部部長として厳しい「鬼教官」のもとで文武両道を貫き、チームを県大会出場に導いた経験だ。
優秀な2歳上の姉の後ろ姿を追いかけながら、責任あるリーダーとして組織をまとめる苦労と喜びを身をもって知った。
この経験があったからこそ、高校ダンス部でのコロナ禍における規制下の部活運営や、現在の巨大サークルを束ねる困難なリーダーシップの現場でもブレずに立ち続けられているのだ。

彼女の覚悟が定まった瞬間は、公募と推薦を経て9名の総合演出チームに選出され、約300人の後輩や同期を導く責任を背負った時だ。
結成当初は自発的なメンバーとそうではないメンバーが混在し難航したものの、彼女は匿名や周囲からの厳しい批判に怯むことなく、「応援してくれる仲間や自分を大切にしてくれる人のために時間を使う」と決意した。
全員が納得できる公演を作るという覚悟を胸に、彼女は副総合演出らと共に組織の結束を固めたのである。

彼女の意思決定の軸は、「自分のためではなく、自分を温かく受け入れてくれた組織と仲間へ恩返しができるか」という点だ。
横浜市立大学の受験挫折を経て桜美林大学へ進学した彼女にとって、ADLは多忙な大学生活の中でも自分を温かく迎え入れてくれたかけがえのない居場所だった。
だからこそ、すべての決断において「サークルの伝統を次に繋ぎ、メンバー全員が輝けるか」を最優先の基準としてブレずに選択を続けている。
彼女が現在挑戦しているのは、同期の大半が揃う最後の機会となる集大成公演に向け、約300人のメンバー全員の熱量をひとつに束ね上げることだ。
特に演出チーム以外の1・2年生の参加状況や意識のギャップという課題に対し、副総合演出らと共に連携を強化し、一人ひとりが納得できる公演作りを模索している。
留学から戻った仲間も含め、ADLの温かさを感じられる最高の舞台を創り上げるべく、彼女は日々奔走している。

彼女が最も報い、返したい相手は、多忙な自分を常に支えてくれた家族と、温かく迎え入れてくれたサークルの仲間たちだ。
長年自身のダンス活動や学生生活を見守り続けてくれた両親や姉妹に対し、集大成となる公演の舞台を見せ、「お疲れ様」という言葉をもらうことこそが最大の恩返しだと考えている。
そして、仲間たちには最高の公演という感動体験を返すことで、これまでの感謝の思いを表現しようとしている。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ReWrite Career では、記事に登場する学生をはじめ、本気で挑む学生との出会いをつくっています。企業の方はお気軽にご相談ください。