STUDENT DECISION RECORDS
INTERVIEW & TEXT
和泉 圭佑
STUDENT DECISION RECORDS
ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。
香川県高松市出身。
中学・高校での受験の挫折、大学初期での部活動の挫折。いくつもの壁にぶつかりながらも、常に泥臭く前を向いてきた。
幼少期から空手に打ち込み四国大会上位入賞を果たすと、高校時代は同期がいない中で3年間柔道部主将を務め上げ、粘り強い精神力を培った。
成蹊大学進学後は、ボート部退部を経て水球部に所属しながら、体育会本部の総務局として大学行事の運営に尽力。
140万円以上の予算を預かる新入生向けレガッタイベントの責任者を務め上げるなど、組織の現場を支えるリーダーとして精力的に活動している。


彼が学生時代に成したいのは、周囲から「やる時はやる」と絶対的な信頼を寄せられるリーダー像を確立することだ。
体育会本部の任期が終わる来年後半までに、組織運営を円滑にやり遂げるだけでなく、後輩や仲間に背中を見せられる存在を目指している。単なる盛り上げ役で終わるのではなく、重要な局面で確実に結果を残すことで、自らの成長の証を組織に刻みつけようとしているのだ。

彼が体育会本部での活動や水球部という険しい道を選ばざるを得なかったのは、一度選んだ挑戦から逃げずに責任を果たし切りたいという強い矜持があったからだ。
移動や費用の負担からボート部を退部せざるを得なくなった時、彼はただ諦めるのではなく、体育会本部との繋がりを維持するために水泳部へ入り、さらに自身の適性を見極めて水球部へと身を置いた。挫折を理由に足を止めず、常に次の道を選択し続けてきたのである。
彼が組織運営において現場の意見を尊重するスタイルに共鳴しているのは、高校時代に同期がいない中で柔道部主将を務めた原体験があるからだ。
一人で悩み抱え込むことの限界を知っているからこそ、彼は体育会本部でも自分一人で判断を下さず、現場の仲間の声を丁寧に拾い上げる姿勢を徹底している。
自分が慌てやすい性格だと素直に認め、周囲の助言を受け入れながら組織をまとめる術を体得したのである。
彼の覚悟が真に定まったのは、140万円以上の予算を管理する新入生向けレガッタイベントの責任者に抜擢された瞬間だ。
悪天候や関係団体との難航する調整など、次々と発生するトラブルに直面しながらも、彼は逃げ出さずに全プログラムをやり切る覚悟を決めた。先輩からのメンタルケアや助言を力に変え、イベントを成功へと導いた経験が、彼を真の運営責任者へと脱皮させた。

彼の意思決定の軸は「自身の適性を見極め、置かれた場所で信頼を勝ち取ること」だ。
ボート部退部といった思い通りにいかない状況に直面しても、彼は腐ることなく今の自分に最適な選択をし直してきた。指導者の助言を受け入れて水球部へ移籍したように、周囲の意見を取り入れながら自らの価値を最大化できる環境を選び取る賢明さを持っている。
彼が現在挑んでいるのは、体育会本部での積み重ねを通じた自身の経験の言語化と、次世代への確実な引き継ぎだ。
総務局として大学の式典やイベントを成功させつつ、これまで培った泥臭いリーダーシップや葛藤の軌跡を自分自身の言葉で整理している。
任期終了を見据え、組織に確かな足跡を残すとともに、就職活動という次の舞台で自らの真価を発揮するための準備に全力を注いでいる。

彼が何としても恩を返したいのは、自営業を営みながら東京での生活を経済的に支えてくれた両親だ。
三重で修行し地元で店を切り盛りする父親の背中を見て育った彼は、自分が社会で自立し、信頼される大人になることこそが最大の恩返しだと考えている。
体育会本部や部活で結果を出し、胸を張って社会に羽ばたく姿を見せることで、自分を育ててくれた家族への感謝を証明しようとしている。

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