STUDENT DECISION RECORDS
INTERVIEW & TEXT
和泉 圭佑
STUDENT DECISION RECORDS
ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。
東京都出身。
3人兄弟の真ん中として育ち、幼少期から活発で、小学校では委員長や班長に自ら立候補する前向きな性格だった。
中学時代はバレーボール部で副部長兼副キャプテンを務め、チームで強くなる面白さを知る。高等入学後、陸上部で800mなどの長距離を専門とし、都大会準決勝まで進出した。
指定校推薦で早稲田大学人間科学部へ進学後、「地域おこし協力隊」に興味を持ったことをきっかけに学生団体「YUZU」湯河原温泉支部に加入。
現在は副支部長として、メンバーのモチベーション向上と湯河原の魅力発信に全力で取り組んでいる。

彼女がいま成し遂げたいことは、学生団体「YUZU」湯河原温泉支部の副支部長として、メンバー全員が「なぜ湯河原で活動するのか」「湯河原がどうなってほしいか」を自分の言葉で熱く語れるようになることである。
湯河原出身ではない学生たちが集まる組織だからこそ、海と山に囲まれた自然や文豪に愛された歴史ある温泉街の魅力を深く理解し、若者や観光客へその独自の落ち着きを伝えていくことに全力を注いでいる。

彼女が「YUZU」で副支部長という役職を担う道を選んだ背景には、尊敬する先輩の存在がある。
入会当初は地域活性化への漠然とした興味からスタートしたが、深く考え、それを言語化して行動に移す先輩の姿に強く影響を受けた。
「自分自身もこの団体にもっと深く関わり、チームのために貢献したい」。
その強い思いが、彼女をただのメンバーから組織を牽引するリーダーの立場へと押し上げたのである。
「コツコツと努力を重ね、チームのために行動する」という彼女のストイックなスタンスは、中高時代の泥臭い部活動経験に深く根付いている。
中学のバレーボール部では副部長兼副キャプテンとしてチームの雰囲気作りに奔走し、高校の陸上部では長距離の練習に耐え抜き、都大会の準決勝まで進出した。
さらに、駅伝のために11月まで部活に残り、後輩と共に走り抜いた。この「仲間と共に最後までやり切る力」が、現在の組織運営に強く共鳴している。

大学入学後、アルバイトで生活の基盤を作っていた彼女は、「地域おこし協力隊」という言葉に惹かれ、何か自分の力になる活動を求めていた。
SNSで活発に活動報告を行っている「YUZU」を見つけ、不安を抱えながらもミーティングに飛び込んだ。
そこで出会った湯河原温泉支部の整った組織体制と、本気で地域と向き合う熱量に触れた瞬間、彼女の中で「この団体で挑戦したい」という確固たる覚悟が定まったのである。
副支部長として意思決定をする際、彼女が最も大切にしている軸は「その活動が湯河原へ還元できるか」、そして「自分たちメンバーの学びや成長への還元になるか」の2点である。
ただの自己満足で終わらせるのではなく、地域への実質的な貢献と、学生団体だからこそ得られる経験価値の両立を常に問い続け、ブレない信念を持ってプロジェクトを推し進めている。
現在の彼女の課題であり挑戦は、「メンバー一人ひとりのモチベーションを向上させ、受け身ではなく自発的な姿勢を引き出すこと」である。
非営利の学生団体という特性上、熱量に差が生まれることは避けられない。
しかし、彼女は決して諦めることなく、「大学生だからこそできる地域へのアプローチ」にフォーカスし、泥臭く粘り強くメンバーと対話を続け、組織の一体感を生み出そうともがき続けている。

大学を卒業し、YUZUでの活動を終える瞬間、彼女が一番言葉を交わしたいのは共に駆け抜けた後輩たちである。
後輩たちから「YUZUに入って本当によかった」「この活動をしてよかった」という言葉を聞くこと。
自身が全力で地域と仲間に向き合った結果として、その笑顔と感謝の言葉を受け取ることこそが、彼女が学生生活のすべてを捧げた最高の見返りなのである。
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