STUDENT DECISION RECORDS

『誰も置いていかない』挫折を知る彼女が、JGのジャンリーとして全員が輝くバチバチのステージを創り上げる理由#SDR28-0154

INTERVIEW & TEXT

和泉 圭佑

2026.08.14

STUDENT DECISION RECORDS

ReWrite Career が出会った学生の「意思決定」を記録するメディアです。

学生プロフィール

江戸川区出身、調布市育ち。

幼少期はスポーツクラブやダンスに打ち込む活発な性格だった。中学受験を経て中高一貫校へ進学するも、1年時のテストで学力の壁にぶつかり現実を知る。

中学のバスケ部では厳しいルールと練習に励んだが、コロナ禍での活動休止を機に挫折し退部。高校では陶芸部で平和な日々を送りつつ、地元のレッスンで再びダンスを始める。

大学受験では得意の世界史と、半年間毎月受け続けた英検対策の執念で立教大学に合格。

他サークルと迷った末にダンスサークル「JG」へ入会し、自分が習っていたのが「ガールズ」だと知る。2年時の振付経験と憧れの先輩へのリスペクトからガールズジャンルのリーダー(ジャンリー)となり、現在は全員が輝けるステージを目指し奮闘している。



苦戦している子は絶対に置いていかない。練習も含めて『楽しかった』と思ってもらえる空間を作り、最後は全員で最高にバチバチにかましたい

【学生時代に成したいこと】

彼女がいま成し遂げたいことは、JGのジャンリーとして「引退公演で全員が最高に輝ける、全力でバチバチのステージを作ること」である。

特に同期や、次に執行代となる後輩たちへのエールを込め、ステージに立つ一人ひとりが主役になれるような空間を創り上げることに全力を注いでいる。


【その道を、自らの意志で選び取った理由】

彼女がガールズジャンルを牽引するジャンリーの道を選んだ背景には、2年時のデビューイベントで友人とナンバーを出し、作品をゼロから作り上げる圧倒的な楽しさを知った原体験がある。

そして何より、優しくフレンドリーで後輩たちをまとめ上げる憧れの先輩の背中を追いかけ、「自分もその後継になりたい」と強く心を動かされたことが、彼女を指導者の立場へと駆り立てたのである。


【原体験における共鳴ポイント】

「一度火がついたら徹底的にやり抜く」という彼女の執念は、これまでの学生生活に深く根付いている。中学のバスケ部では未経験の苦しさと厳しさに直面し、コロナ禍を機に挫折を味わった。

しかし、高校での大学受験においては、得意の世界史で東大志望者と競い合うほどにのめり込み、英語のスコアを上げるために高3の5月から11月まで毎月英検を受け続けるという驚異的な粘り強さを発揮して見事合格を勝ち取ったのである。この不器用ながらも目標に食らいつく執念が、現在の活動の原動力に共鳴している。


【覚悟が定まった瞬間】

彼女の中で「ジャンリーとしてこの場所で全力を尽くす」という確固たる覚悟が定まった決定的な瞬間には、偉大な先輩である「ませりほ」さんの存在がある。

1年生の時に彼女のナンバーに参加した際、圧倒的なダンススキルを持ちながらも後輩に気さくに接し、全員を「仲間」として温かくまとめ上げる姿に強く心を揺さぶられたのだ。

「こんなにも楽しく、誰もが笑顔になれる空間を作れるなんて」

と激しく感銘を受けた彼女は、

「自分もこの先輩のようになりたい、後継としてみんなを輝かせるナンバーを作りたい」

と強く決意し、自らが先頭に立ってガールズを引っ張る覚悟を決めたのである。

【意思決定の軸】

ジャンリーとして意思決定をする際、彼女が最も大切にしている軸は「目立たない子、苦戦している子を絶対に置いていかないこと」である。

彼女自身が1年生の時に目立たない立場で苦労した経験があるからこそ、その痛みが誰よりもわかるのだという。だからこそ、自ら初心者に話しかけ、一緒に自主練に寄り添う。完成された素晴らしい作品を作ること以上に、練習の過程から「楽しかった」と思ってもらえる温かい空間づくりを何よりも優先している。


【現在の挑戦】

現在の彼女の課題であり挑戦は、「自らのダンススキルや構成力への自信のなさと向き合い、高め続けること」である。

経験豊富な同期たちに囲まれ、自分のレベルの低さに悩むことも多いという。しかし、そこで立ち止まるのではなく、引退公演に向けて少しでも自分の実力を底上げし、ジャンリーとしての責任を全うしようと日々もがき、前向きな葛藤を続けている。


【誰に、何を返したいか】

引退公演のステージを終えた後、彼女が一番言葉を交わしたいのは共に踊ったジャンル生たちである。

彼女たちから「美里・明日香・瑚子のガールズを取ってよかった」という言葉を聞くことが、何よりの喜びなのだ。

感傷に浸り涙を流すのではなく、「マジ大変だったけど最高だったね」とお互いに笑い合い、熱く完全燃焼の笑顔で終わること。それが彼女の描く、最高のフィナーレである。

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